現地時間12月26日に開催されたプレミアリーグ第17節で、三笘薫が所属する７位のブライトンは、降格圏の19位に沈むサウサンプトンと敵地で対戦した。

　カタール・ワールドカップ（W杯）で、日本のグループステージ突破に大きく貢献した三笘は、左サイドハーフで先発。すると開始３分、寄せてきたリャンコをキレキレのドリブルで翻弄し、ペナルティエリア奥からシュート。しかし、20歳のGKバズヌに阻まれる。

　押し気味に進めるブライトンは、14分に試合を動かす。マーチのクロスを古巣対戦となったララーナがヘッドで押し込んだ。

　さらに35分には、三笘からエリア左でパスを受けたエストゥピニャンが、GKとDFの間でショートバウンドするいやらしいクロスを供給。これがペローのオウンゴールを誘発し、２点差となる。

　勢いに乗ったアウェーチームは直後の39分、速攻から最後はトロサールのリターンパスを受けた三笘がヘッドで合わせるも、大きくクロスバーの上を越える。積極的に攻撃に関わる日本代表MFは、アディショナルタイムにもエリア内からシュートを放つが、バズヌの好守に遭う。
 

　２－０で折り返すと、56分に右サイドから切れ込んだマーチが左足を一閃。強烈なシュートを叩き込み、さらにリードを広げる。

　なおも攻め込むなか、61分にはマーチのクロスに三笘がヘディングシュートを放つも、枠を捉えきれない。自身最大の絶好機を逃した。

　終盤はサウサンプトンの反撃に遭い、73分にはPKを献上。これをGKサンチェスがストップするも、キッカーのウォード＝プラウズにヘッドで押し込まれ、１点を返される。だが、それ以上は得点を許さず、ブライトンが３－１でプレミアリーグ再開初戦を制した。

　得点こそ奪えなかったものの、再三チャンスを作って躍動した三笘は今シーズン初めてフル出場している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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