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【イングランド対フランス|W杯採点&寸評】献身&決勝点のジルーがMOM!ケインのPK失敗は言い訳できない…

カテゴリ:国際大会

白鳥大知(サッカーダイジェスト特派)

2022年12月11日

ケインは前半からチャンスを作っていたが…

PK失敗で天を仰ぐケイン。(C)Getty Images

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【カタールW杯|準々決勝】イングランド 1-2 フランス/現地時間12月10日/アルベイト・スタジアム/得点:イ=ケイン(54分/PK) フ=チュアメニ(17分)、ジルー(78分)

【イングランド|採点】
●スタメン
GK
1ジョーダン・ピックフォード 5.5
 
DF
2カイル・ウォーカー 5.5
 
3ルーク・ショー 5.5
 
5ジョン・ストーンズ 5.5(90+8分OUT)
 
6ハリー・マグワイア 5
 
MF
4デクラン・ライス 6
 
8ジョーダン・ヘンダーソン 5.5(79分OUT)
 
22ジュード・ベリンガム 5.5
 
FW
9ハリー・ケイン 5
 
17ブカヨ・サカ 6(79分OUT)
 
20フィル・フォデン 5.5(85分OUT)
 
●途中出場 
FW
10ラヒーム・スターリング 5.5(79分IN)
 
MF
19メイソン・マウント 6.5(79分IN)
 
FW
11マーカス・ラッシュフォード 5.5(85分IN)
 
MF
7ジャック・グリーリッシュ 採点不能(90+8分IN)

●監督
ガレス・サウスゲイト 5
 
【イングランド|寸評】
 前半は耐える展開が続き、17分にはチュアメニにミドルシュートを食らって先制を許す。それでも後半頭からギアを上げ、サカがチャアメニに倒されたPKをケインが54分に冷静に決めて追いついた。
 
 その後の20分ほどは完全に主導権を握って押せ押せムードに。しかし、この良いリズムの時間帯に逆転ゴールを奪えずにいると、逆に78分にジルーにヘディングシュートを決められる。その6分後には途中出場のマウントが倒されてPKを得るが、ケインがシュートを大きく吹かしてまさかの失敗……。PK失敗以上に、同点後の時間帯に勝ち越せなかった点が最大の敗因だ。
 
 プレミアリーグの豪華タレントを活かしきれなかったサッカーの母国は、56年ぶりの世界制覇が夢と消えた。
 
 個人で及第点以上はさすがの危機管理でボールを回収したライス、PKを獲得したサカとマウントまで。一方でケインは前半からチャンスを作り出していたが、さすがにあのPK失敗は言い訳できない。決勝点の場面でジルーに寄せきれなかったマグワイア、エムバペに振り回されたウォーカーにも厳しい評価を下さざるをえない。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
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