• トップ
  • ニュース一覧
  • 大苦戦の前半は想定内だった?ポゼッション率「72対28」でドイツに大きく上回られても日本が焦らなかったワケ【W杯】

大苦戦の前半は想定内だった?ポゼッション率「72対28」でドイツに大きく上回られても日本が焦らなかったワケ【W杯】

カテゴリ:日本代表

本田健介(サッカーダイジェスト)

2022年11月24日

「あまりにもプラン通りに事が進んでビックリ」

試合後、指揮官と喜びをともにした選手たち。狙い通りの試合展開を見せた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

画像を見る

[カタール・ワールドカップ・グループステージ第1戦]日本 2-1 ドイツ/11月23日/ハリファ・インターナショナル・スタジアム
 
 前半終了時に公式データを見て、日本の苦戦ぶりが窺えた。

 現代サッカーにおいて、ポゼッション率はそこまで重要ではないとされるが、前半の日本は序盤こそ効果的なカウンターを発動させたが、時間を経るごとに苦しくなり、33分にはPKで失点を喫した。

 もっとも試合後に選手たちが口を揃えたのは「2点目を奪われないことが大事だった」という声。キャプテンの吉田麻也も説明する。

「2点目を取られることだけは避けたいなと。ハーフタイムに手法を変えて、よくまとまって戦えました。ミュラーとムシアラが嫌なポジションを取るなと、そこをハッキリさせようと言っていたんですが、とりあえず前半は凌ごうと。システムを変えたことでハマって相手も戸惑ったと思います。監督の判断ですね」
 
 日本は後半、システムを3-4-2-1に変え、3-2-5のようにドイツの可変するシステム(オリジナルは4-2-3-1)にハメやすくすると、ウイングバックに三笘薫を投入するなどして一気に前に出る。4日間の非公開練習で磨いてきた形だったのだろう。

 吉田は「ブロックを引いて、後半、途中出場の選手が違いを作る。我慢してショートカウンターを待つ。あまりにもプラン通りに事が進んでビックリしていますが、プラン通りに行けたのが素晴らしかったです」と驚いたが、明確なプランがあったからこそ、前半の厳しい時間を耐えることができたのだろう。

 三笘も「まさか2点目が入るとは思わなかったですが、これもこういう風な流れを持ってきた前半の戦い方もそうですし、チームとして準備した結果だと思います」と振り返る。

 ドイツに攻め込まれながらもミッションを完遂させた選手たち。その意味でも大きな手応えを得られる勝利になったに違いない。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト特派)

【PHOTO】カタールW杯のスタンドを華麗に彩る“美しきサポーターたち”を厳選!

【W杯PHOTO】堂安だ! 浅野だ! 日本代表が大金星を挙げた大国ドイツとの歴史的一戦を厳選フォトでお届け!
【関連記事】
【日本2-1ドイツ|採点&寸評】浅野、堂安が交代出場から歴史に名を残す!!PKで失点した権田も好セーブ連発で劇的勝利に貢献
「勇敢なるサムライにしてやられた!」大国ドイツに逆転で大金星の日本代表に独メディアが絶句!「驚愕のジョーカーたち…」【W杯】
「カズとヒデが並んでる?!!」「完全に雑誌のカバーじゃん」日本対ドイツを見守るレジェンド2人にネット沸騰!【W杯】
「衝撃の大どんでん返し!」大国ドイツから大金星の森保ジャパンに英BBCも驚愕!「猛烈なカムバック」【W杯】
「信じられない。すごく興奮している」ドイツに勝利で久保建英が大喜び!「個人として全然ダメだったことはどうでもいい」【W杯】

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ