「ディシプリンを失うとアイデンティティを失う」
ミランのズラタン・イブラヒモビッチが、かつてプレーしたパリ・サンジェルマンの後輩、キリアン・エムバペの決断に対して苦言を呈した。
エムバペはパリSGとの契約があと1か月ほどになった今年5月に、レアル・マドリーとの合意をひっくり返す急転直下の残留宣言で、クラブと新たに3年契約を結んでいる。
現地時間11月2日、フランスメディア『Canal+』が放送したインタビューの中で、イブラ節を炸裂させた。
「自分のためではなく、クラブ(パリSG)のためにベストな選択をした。彼は選択を間違えたんだ。いまエムバペは、PSGというクラブより重要な存在であるという状況に身を置いている。クラブが彼に強大な権限を渡したからだ。だが、個人がクラブより大きくなることは決してない」
イブラヒモビッチは、R・マドリーへ移籍したほうが、エムバペ自身のキャリア発展に繋がったはずだと考えているようだ。
エムバペはパリSGとの契約があと1か月ほどになった今年5月に、レアル・マドリーとの合意をひっくり返す急転直下の残留宣言で、クラブと新たに3年契約を結んでいる。
現地時間11月2日、フランスメディア『Canal+』が放送したインタビューの中で、イブラ節を炸裂させた。
「自分のためではなく、クラブ(パリSG)のためにベストな選択をした。彼は選択を間違えたんだ。いまエムバペは、PSGというクラブより重要な存在であるという状況に身を置いている。クラブが彼に強大な権限を渡したからだ。だが、個人がクラブより大きくなることは決してない」
イブラヒモビッチは、R・マドリーへ移籍したほうが、エムバペ自身のキャリア発展に繋がったはずだと考えているようだ。
続けてエムバペの両親を一喝している。
「簡単に大金を稼ぐようになると彼の両親は、親から弁護士やエージェントのようになるんだ。それが大きな問題だ。若い世代の親たちは自分たちがスターになったと思っている。新聞に載ったりしているからね。だが何様なんだ? 黙っていろ。選手である息子が成長できるように、守ってやることが重要なんだ」
さらにエムバペ個人に対しては「あまり知らない」としつつも、後輩に金言を授けている。
「サッカー選手として彼は素晴らしい。ただ、ディシプリン(規律、自制心)を失うとアイデンティティを失う。ジダンがジダンであるには理由がある」
向上心を持ち続ける必要性を説いたイブラヒモビッチ。レジェンドの言葉はエムバペや両親に届くだろうか。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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