Jリーグは10月30日、J１参入プレーオフ１回戦の２試合を開催。シティライトスタジアムではファジアーノ岡山対モンテディオ山形が行なわれ、３－０で後者が勝利。山形が２回戦へ進出した。

　J２で３位の岡山と６位の山形による一発勝負の決戦は、開始早々に試合が動く。５分、山形はディサロ燦シルヴァーノが山田康太のスルーパスを受けディフェンスラインの背後に抜けると、放ったシュートはGK堀田大暉に阻まれたが、こぼれ球を冷静に押し込み先制点をゲットした。

　対する岡山は、右サイドからの攻めを中心に反撃を図る。22分には河野諒祐のクロスを永井龍が頭で合わせ、36分には河野が右足を振ってミドルでゴールを狙ったが、得点ならず。前半は山形の１点リードで折り返しとなった。

　迎えた後半、先にチャンスを得たのは岡山。46分に右サイドからの徳元悠平のロングスローに合わせた柳育崇がヘディングシュートを放つが、GK後藤雅明に阻止される。対する山形は、56分に山田康が決定機を迎えたが相手DFにブロックされた。
 

　その後は岡山ペースとなり、72分のCKからの柳のヘディングシュートなどのチャンスを得ていたが、山形がカウンターから突き放す。75分にデラトーレ、80分にはチアゴ・アウベスと、途中交代で入っていた２人が得点を重ねた。

　岡山は77分の“３枚替え”で交代カードを使い切り、終盤にはDFの柳とヨルディ・バイスが高い位置を取ってパワープレーを試みたが、得点には至らず。

　３－０で完封勝利の山形が、見事に“下剋上”を成し遂げた。

　２回戦は11月６日に開催。敵地でロアッソ熊本と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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