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C大阪、ルヴァン杯決勝で広島に“4度目の正直”なるか。試合終盤の”悪癖“改善で頂点の座に大きく近づく

カテゴリ:Jリーグ

種村亮

2022年10月21日

選手起用の見極めも重要なポイントに

広島とのルヴァン杯決勝に臨むC大阪。持ち前のハードワークで圧倒できるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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[ルヴァンカップ決勝]
セレッソ大阪vsサンフレッチェ広島
10月22日/13時5分キックオフ/国立競技場

 今季の公式戦での対戦は3戦全敗と、広島が天敵となっているC大阪。“4度目の正直”を果たせるかどうか、重要なポイントの1つは終盤の試合運びだ。

 広島戦3試合のうち、6月18日にアウェーで行なわれたJ1第17節(1-2)と、9月7日の天皇杯準々決勝(1-2)はともに逆転負け。4失点すべてが後半の75分以降の時間帯に許している。

 C大阪は、前線からの積極的なプレスとショートカウンターがベースとなっている。ただ、試合終盤に突入した際、その戦い方を最後まで貫きながら追加点を奪いにいくのか、リードを守り抜くのかがチームのなかで曖昧になり、隙を突かれて同点、逆転弾を献上しているようにも感じる。

 これは対広島に限った話ではない。9月17日の第30節・磐田戦(2-2)では2点のリードを追いつかれ、10月1日の第31節・湘南戦(1-1)でも試合終了間際に同点ゴールを許した。

 磐田戦後、小菊昭雄監督が「(終盤に)間延びしてしまったことはチームの課題。しっかりとゲームコントロールできるようにやっていきたい」と話したように、“悪癖“を封じ込めらたら昨年は届かなかった頂点の座に大きく近づくと見ている。
 
 もう1点は、選手起用の見極め。湘南戦でMF奧埜博亮が左ふくらはぎの肉離れを起こして離脱し、10月12日の第25節・FC東京戦ではDF山中亮輔、MF鈴木徳真が揃って傷交代と主力にアクシデントが相次いだ。

 18日の公開練習では、3選手ともフルメニューをこなしたが、コンディションが万全であるかは不透明な部分もある。3人は今のチームに欠かせないとあってスタメン出場が濃厚だが、万が一の事態を考慮し、バックアップできるメンバーも必要になるだろう。

 スタイルに共通点が多い両チーム。互いが特徴を理解している状況では、どこまで相手の良さを消しつつ自分たちのペースに持ち込めるかが鍵を握る。C大阪としては持ち前のハードワークで開始直後から相手を圧倒できれば、試合を優位に進められるはずだ。

取材・文●種村亮(報知新聞社)

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