2点に絡むパフォーマンス
[ラ・リーガ第9節]レアル・マドリー 3-1 バルセロナ/10月16日/サンティアゴ・ベルナベウ
正直、ここまで完成された選手だと思っていなかった。レアル・マドリーのヴィニシウス・ジュニオールのことだ。
ジネディーヌ・ジダン前監督の下では冷遇され、放出要員として名前も挙がったブラジル代表FWは、カルロ・アンチェロッティが指揮官に復帰した昨シーズンに大ブレイク。チャンピオンズリーグのファイナルで決勝点を叩き出すなど、ラ・リーガとの2冠に大きく寄与した。
アンチェロッティの粘り強い指導と、レギュラーとして継続してプレーさせることで、課題だった決定力不足が向上したのは周知の事実。それでも、まだ粗削りな面が目立つ印象だった。
ただ、宿敵バルセロナを3-1で下したクラシコでは、得意のドリブル突破だけでなく、パスでも魅せた。
自身のシュートのこぼれ球をカリム・ベンゼマが決めた先制点から10分後の35分、敵のゴール前でボールを収めると、DFを引き付けておいてオーレリアン・チュアメニに意表を突くヒールパス。ここからフェルラン・メンディ→フェデリコ・バルベルデと渡り、圧巻のミドルシュートで追加点が生まれた。
【動画】ヴィニシウスの絶妙ヒールパス→バルベルデが決めた強烈なミドル弾
正直、ここまで完成された選手だと思っていなかった。レアル・マドリーのヴィニシウス・ジュニオールのことだ。
ジネディーヌ・ジダン前監督の下では冷遇され、放出要員として名前も挙がったブラジル代表FWは、カルロ・アンチェロッティが指揮官に復帰した昨シーズンに大ブレイク。チャンピオンズリーグのファイナルで決勝点を叩き出すなど、ラ・リーガとの2冠に大きく寄与した。
アンチェロッティの粘り強い指導と、レギュラーとして継続してプレーさせることで、課題だった決定力不足が向上したのは周知の事実。それでも、まだ粗削りな面が目立つ印象だった。
ただ、宿敵バルセロナを3-1で下したクラシコでは、得意のドリブル突破だけでなく、パスでも魅せた。
自身のシュートのこぼれ球をカリム・ベンゼマが決めた先制点から10分後の35分、敵のゴール前でボールを収めると、DFを引き付けておいてオーレリアン・チュアメニに意表を突くヒールパス。ここからフェルラン・メンディ→フェデリコ・バルベルデと渡り、圧巻のミドルシュートで追加点が生まれた。
【動画】ヴィニシウスの絶妙ヒールパス→バルベルデが決めた強烈なミドル弾
52分には、左サイドでルカ・モドリッチからボールを受けると、ベンゼマへサイドチェンジのパス。ここからフランス代表FWがネットを揺らすも、わずかにオフサイドでゴールは認められなかった。惜しくもアシストはつかなかったものの、モドリッチが出したのではないかと見まがうほど、正確なパスだった。
データサイト『Whoscored.com』によれば、この試合でのヴィニシウスのパス成功率は、同僚のモドリッチ(97.1%)をも上回る、なんと100%。本数自体が10本と少ないとはいえ、その多くが、自陣での繋ぎのパスではなく敵陣で“勝負をする”パスである事実を考えれば、評価していいだろう。しかも、舞台はクラシコ、相手はバルセロナだ。
攻撃だけではない。守備でも果敢にプレスを仕掛け、バルサのビルドアップを自由にさせなかった。
ゴールもアシストもなかったが、2点に関与し、守備でも貢献。この22歳はとてつもない成長曲線を描いている。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)
【動画】ヴィニシウスの正確なサイドチェンジのパス→ベンゼマがゴラッソを決めるも…
【PHOTO】レアル・マドリー3-1バルセロナ|バルベルデの強烈ミドル炸裂!ベンゼマも決めて250回目のエル・クラシコは快勝!
データサイト『Whoscored.com』によれば、この試合でのヴィニシウスのパス成功率は、同僚のモドリッチ(97.1%)をも上回る、なんと100%。本数自体が10本と少ないとはいえ、その多くが、自陣での繋ぎのパスではなく敵陣で“勝負をする”パスである事実を考えれば、評価していいだろう。しかも、舞台はクラシコ、相手はバルセロナだ。
攻撃だけではない。守備でも果敢にプレスを仕掛け、バルサのビルドアップを自由にさせなかった。
ゴールもアシストもなかったが、2点に関与し、守備でも貢献。この22歳はとてつもない成長曲線を描いている。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)
【動画】ヴィニシウスの正確なサイドチェンジのパス→ベンゼマがゴラッソを決めるも…
【PHOTO】レアル・マドリー3-1バルセロナ|バルベルデの強烈ミドル炸裂!ベンゼマも決めて250回目のエル・クラシコは快勝!