往年の名手たちが、こぞって韓国代表のエースを称賛した。英紙『Daily Mail』が伝えている。

　現地時間10月12日に開催されたチャンピオンズリーグのグループステージ第４節で、トッテナムはアイントラハト・フランクフルトとホームで対戦。開始14分で鎌田大地に先制点を許すも、前半のうちに３点を奪い返し、あっさりと逆転に成功。その後のフランクフルトの反撃を終盤の１点に抑え、３－２で接戦をモノにした。

　待望の今季初ゴールから一気にハットトリックを達成したレスター戦以降は、得点から遠ざかっていたソン・フンミンは、20分に相棒ハリー・ケインのラストパスから同点弾を奪取。およそ１月ぶりの一発で勢いに乗ると、ケインのPKで逆転して迎えた36分にも、鮮やかな左足でのボレーで貴重な追加点を叩き込んだ。

　元イングランド代表FWマイケル・オーウェン氏は、現地メディア『BT Sport』で、鮮烈な活躍を見せた30歳に言及。「２、３週間前までは、誰もが彼はプレーするべきではないと言っていた」と、見当違いの意見に噛みついている。

「彼はベストな１人だ。もしどこかのビッグクラブがトッテナムの選手が欲しいと言うのなら、私はソンを推す。年齢、クオリティ、全てを踏まえて、ソンを選ぶね」
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　元スコットランド代表FWアリー・マッコイスト氏も同調しており、２点目のボレーシュートをトッテナムのレジェンドと重ねている。 

「100％、ソンについては認めるよ。彼のゴールシーン、背後への走り込み、そして働きぶりを見ているとね。今夜のフィニッシュの質は抜群で、完璧なボレーだった。まさにテクニックだ。言ってみれば、グレン・ホドルのようなものだ。美しいシュートだった」

　また、トッテナムのOBでもある元イングランド代表FWピーター・クラウチ氏も、「ソンが笑顔でゴールを決めるなんて、世界はより良い場所になったね！」と、復調に大満足だ。

「なんて奴だ。昨年の素晴らしいシーズンから一転、今シーズンは難しい時期に突入し、質問攻めに遭っていたからね。彼は常にゴールへの道を歩んでいた。今夜は開始１分で、よりシャープになったように見えた。自分のゴールを見事に決めてくれた」

　アジアNo.１ストライカーは、今後も高いハードルを越え続けることができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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