元日本代表の大久保嘉人氏が、10月９日にDAZNで配信された『やべっちスタジアム』に出演。番組内で川崎フロンターレの小林悠を称賛した。

　現在、J１で２位の川崎は10月８日、第32節で清水エスパルスと対戦し、３－２の勝利。川崎が引き分け以下に終わり、他会場で首位の横浜F・マリノスが勝利すれば、横浜の優勝が決まる状況なか、激闘を制してJ１制覇へ望みを繋いだ。

　この試合で決勝点を挙げたのが小林だ。２－２で迎えた78分、ペナルティエリア左への浮き球のパスに反応したマルシーニョがゴール前に折り返す。これを小林が押し込み、チームを勝利に導く執念のゴールを決めた。
 

　今季ここまで、リーグ戦27試合に出場している小林だが、その多くが途中出場（清水戦は先発出場）。限られた出場機会のなかでも結果を出し続けるエースの得点シーンを大久保氏が解説し、絶賛した。

「ステップが合わなくても、この当て方でしか足が出なかったのだと思いますが、『触りたい！』っていう気持ちが乗ったゴールでしたね。難しいミートだったと思うんですけど、よくゴール方向に飛ばしました。今シーズン、出場機会が少なく、苦戦しているなか、この終盤に結果を出したので、まさにストライカーというゴールでした」

　またチームの戦いぶりを、「絶対にまたリードできると精神的に選手たちは思っていたと思います。勝ち方も良かった」と称えたうえで、改めて小林の活躍に触れ、「怪我人も多いなか、エースの小林悠選手が決勝ゴール。苦しいときに結果を出すのがエースなので、彼がチームを引っ張っていかないといけないと思っています」と檄を飛ばした。

　今節、横浜がガンバ大阪に０－２で敗れたため、川崎は首位との勝点差を５に縮めた。今シーズン残り３試合。リーグ３連覇に向け、絶対に負けられない戦いが続く。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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