ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトは、現地10月４日、チャンピオンズリーグ（CL）のグループステージ第３節で、プレミアリーグのトッテナムと対戦する。

　前日会見に出席したフランクフルトのオリバー・グラスナー監督は、「相手は素晴らしい戦力を揃えたチーム。我々もきちんと準備をして迎えなければならない」と述べたという。現地紙『Bietigheimer Zeitung』が伝えた。

　そんななか、38歳ながら現役を続けている長谷部誠に言及。先のマルセイユ戦では13シーズンぶりのCL出場を果たし、勝利に貢献した。

　その長谷部だが、シーズン当初はベンチスタートを続けていた。しかし、マルセイユ戦で１－０の勝利に貢献した後は、シュッツトガルト戦（３－１）、ウニオン・ベルリン戦（２－０）と立て続けに先発し、フル出場している。

　グラスナー監督は「選手としてのマコト、人としてのマコト、とにかく並外れた選手だ」と褒め称えた。
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「彼と知り合い、指導できたことは幸運だと思う。プレーしていない時でも、いつも100%の力を発揮してくれる。チームが必要とする時に、彼は準備ができていると考えていた。そして、その通りだった。彼は常にポジティブな要素を持っているし、今回もそれを見せてくれた。とにかく、例外的な選手なんだ。プレーしても、ベンチに座っている時も。もしかしたら、今後は休憩が必要な時が来るかもしれない。でも、彼は常に絶対的な存在だ」

　また、先のウニオン・ベルリン戦で長谷部は38歳８か月13日で出場。これで、ウリ・シュタイン、オカ・ニコロフという歴代GKが１位と２位につける、クラブの歴代ブンデスリーガ最年長出場ランキングの４位に浮上した。来年１月に誕生日を迎える長谷部が、３位リヒャルド・クレス（38歳と360日）の記録を上回った場合は、フィールドプレーヤーとしてクラブ歴代最年長記録を更新することになる。

　快挙が近づくベテラン戦士について、フランクフルトのマルクス・クロシェSDは「マコトはとても頭が良く、状況をよく読み、ボールを予測している。あまりデュエルをする必要もなく、安定感がある。本当にクラブにとって重要な選手だ」と述べている。

　同紙ではトッテナム戦の先発メンバーに３バックの布陣を挙げ、中央は長谷部だと予想している。アントニオ・コンテ監督が率いるハリー・ケインやソン・フンミン、リシャルリソンといった強烈な攻撃陣を揃えるトッテナムと、38歳・長谷部が対峙する姿が見られるのか。試合は日本時間５日の４時にキックオフされる。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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