現地時間９月８日、プレミアリーグのチェルシーはトーマス・トゥヘル前監督の後任に、ブライトンを率いていたグレアム・ポッター監督が就任すると正式に発表した。契約は５年間。

　７日にトゥヘルの解任が発表され、その直後から候補に浮上していたのが、気鋭の47歳、ポッターだった。現地スポーツチャンネル『Sky Sports』によれば、ブライトンとの契約を残していたものの、チェルシーが契約解除条項の1500万ポンド（約24億円）を支払うことで引き抜きに成功。７日にはチェルシー側とポッターは話し合いの場を持ち、翌日には口頭で合意したと報じられていた。
 

　就任にあたり、ポッターは「チェルシーという素晴らしいサッカークラブを率いることになり、大変誇りに思うとともに興奮している」とコメントを発表している。

「チェルシーの新しいオーナーグループとパートナーを組むことになり、エキサイティングな選手たちと出会い、共に働き、素晴らしいファンが誇りに思えるようなチームと文化を発展させることが楽しみだ。また、このような機会を与えてくれたブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン、特にトニー・ブルームをはじめとする選手、スタッフ、サポーターの皆さんには、クラブに在籍している間、継続的にサポートしていただき、心から感謝している」

　ポッターは即日チームに参加するとのこと。初指揮は週末のリーグ戦となりそうだ。

　ちなみにチェルシーはトゥヘル前監督には解任の違約金として700万ポンド（約11億5500万円）を支払ったとされる。この監督交代劇につぎ込まれた予算は36億円超となるようだ。

　また、三笘薫が所属するブライトンは、後任指揮官について現時点では何も発表していない。指揮官交代、今後の三笘の起用にも大きな影響を及ぼしそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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