現地時間９月６日に開催されたチャンピオンズリーグのグループステージ初戦で、パリ・サンジェルマンはホームでユベントスと対戦。フランス代表FWキリアン・エムバペが２ゴールを奪う活躍を見せ、２－１で勝利した。

　試合の内容はもちろんのこと、パリSGからユベントスに移籍したばかりのMFレアンドロ・パレデスと、パリSGのDFセルヒオ・ラモスが衝突したシーンは大きな注目を集めた。

　22分にエムバペが２点目を挙げた直後のことだった。エムバペがユベントスのグレイソン・ブレーメルに後方から削られる。このプレーを機に、S・ラモスとパレデスがやり合う。乱闘までには発展しなかったが、まさに一触即発のシーンだった。主審は、パレデスの喉元をつき飛ばすような振る舞いを見せたS・ラモスに、イエローカードを提示している。

　しかし、チームメイトにとってはさして驚く場面ではなかったようだ。試合後にイタリアメディアのインタビューに応じたパリSGのマルコ・ヴェッラッティは「情熱的な選手たちの間ではあり得ることだ」と意に介さなかったという。
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「僕はパレデスと仲が良いし、練習でふたりがやり合っているのを何度も見たことがある。ああいうことが起こる確率はかなり高かった。ふたりともとても気を遣うタイプだし、一生懸命やっている。チャレンジングだし、個性を発揮していると思う」

　また、イタリア代表MFは、今シーズンから指揮を執るクリストフ・ガルティエ監督の指導にも言及。「監督はとてもスマートだ」と称賛している。

「彼の目的はシンプルだ。勝つこと。そして、一緒にプレーすること、サッカーを楽しむこと、チームスポーツにすることだと、みんなにはっきり言ってくれた。素晴らしいシーズンを送るためには、ボールを持っていようがいまいが、ベンチにいようがフィールドにいようが、全員が必要だと。

　確かに、メッシにどこにパスを出すか指示するのは難しいが、彼は全員と連帯し、責任感を与えてくれる。今日の試合のように、全員で守らなければいけない瞬間がある。才能はいくらでもあるが、皆で力を合わせれば簡単なことなんだ」

　戦力としては十二分に揃っている今シーズンこそ、悲願の欧州制覇を達成することができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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