昨シーズンのヨーロッパリーグ優勝に貢献した鎌田は、この夏を通じて去就が取りざたされた。マリオ・ゲッツェの加入もあり、放出候補のひとりと報じられたこともある。プレミアリーグの強豪トッテナムからの関心が伝えられ、マーケット終盤ではベンフィカ移籍の可能性が紙面をにぎわせた。

　だが、最終的にフランクフルトは鎌田を放出せず。そして選手は開幕から公式戦６試合で５得点・２アシストと活躍している。このパフォーマンスに、契約延長の可能性も注目されているところだ。

　そんな中、フランクフルトのマルクス・クレシェSDは、ドイツ『Frankfurter Rundschau』で、鎌田の契約延長について「カマダのための解決策を見つけようとしている。彼らのアドバイザーたちと良い話をしているよ」と話している。

「だが、とんでもないことをして、給与体系を壊すようなことはしないとも言っておきたい。一度それをしたら、戻すことができないんだ。我々は天秤にかけなければいけない。誰かが夏にフリーで退団したら、経済的な損失かもしれない。だが、一度でも給与体系を壊してしまうほうが、もっともっと大きなダメージになるんだ」

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　同SDは「今の我々に言えるのは、契約が満了したら、彼はプレーを続け、我々のチームにはクオリティがあるということだ」ともコメント。インタビュアーから冬にも移籍市場が開くと振られると、「ああ、そうだ。恐ろしいね（笑）」と冗談めかして返答した。

　2017年に日本を飛び出してフランクフルトに移籍し、シント＝トロイデンへの１年レンタルをはさんで５年にわたって国外で戦っている鎌田は、どのような決断を下すのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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