現地時間９月４日に行なわれたプレミアリーグ第６節で、マンチェスター・ユナイテッドは、開幕５連勝中のアーセナルと、本拠地オールド・トラフォードで激突。新戦力アントニーのデビュー弾で先制した後、１度は追いつかれるが、マーカス・ラッシュフォードの２発で突き放し、３－１と快勝を収めた。
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　ユナイテッドは開幕２連敗を喫し、一時30年ぶりの最下位に沈むも、リバプールを２－１で撃破して以降は４連勝。完全に復調したとあって、OB陣の口も滑らかだ。

　英紙『Daily Mail』によれば、ロイ・キーン氏は「彼らは素晴らしく、あと数点取れていたかもしれない。クラブにとって大きな勝利で、勢いが戻ってきたと思う。ファンも盛り上がっているし、いい日だね！」と語り、士気を高めた要因の１つにクリスティアーノ・ロナウドの去就問題が決着を迎えた点を挙げている。

「長い間、非常にネガティブな雰囲気が漂っていた。昨シーズンも今シーズンの始まりもそうだった。でも試合にいくつか勝てば、誰もが素晴らしい気分になる。それに移籍市場が終わったので、ロナウドが去るという面倒な問題はなくなり、彼らはただ目の前の物事に集中できる」

「アーセナルとユナイテッドのうち、どちらが上位に食い込むか」と問われた際には、迷わず古巣を選択。上位進出に太鼓判を押している。
 

「ユナイテッドはトップ４を目ざすと思う。彼らは今、落ち着いたグループになっている。新監督も定着してきたしね。私はユナイテッドを選ぶ」

　ただ、キーン氏と共にオールド・トラフォードで一時代を築いたガリー・ネビル氏は、古巣に対し、異なる考えを持つようだ。

「（マンチェスター・）シティ、リバプール、トッテナムがトップ３で終わると思う。チェルシー、アーセナル、ユナイテッド……。大混戦になるだろうね。個人的にはユナイテッドはトップ４に入るのは難しいと思っている」

　エースのC・ロナウドと、キャプテンのハリー・マグワイアを先発から外すという、大胆な決断を下して以降は、成績がV字回復している赤き軍団は、このまま好調を維持できるか。８日にはヨーロッパリーグのグループステージ第１節で、久保建英を擁するレアル・ソシエダと相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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