現地時間7月19日、ラ・リーガのレアル・ソシエダがレアル・マドリーから日本代表MF久保建英を獲得したことを正式に発表した。
マジョルカでスペイン3年目のシーズンを終えた久保は、保有元であるマドリーへの復帰を目ざしていた。だが、ヴィニシウス・ジュ二オールのスペイン国籍取得が遅れ、EU圏外選手枠に空きがないため、それは叶わなかった。
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昨夏と2年前の夏にも久保の獲得に動く
そこにオファーを出したのが、昨夏と2年前の夏にも久保の獲得に動いたソシエダだった。攻撃的なスタイルを標榜し、ヨーロッパリーグ(EL)にも出場するため、久保にとって格好のレンタル先かと思われたが、”ラ・レアル”はあくまで完全移籍での獲得に固執。まだ手放したくないマドリーとの間で交渉が難航したが、最終的にリーガ王者が折れる形となった。
現地紙『AS』などによれば、形態は完全移籍で契約は2027年6月までの5年間。結局、2019年6月に契約を結んだレアル・マドリーでは一度も公式戦に出場することなく、バスクの名門に籍を移すことになった。ただ、マドリーは買い戻すことが可能な50%の保有権を保持しており、今後の活躍次第で復帰の可能性も残されている。
新天地でスペイン4年目を迎えることになった久保の本格ブレイクに期待が集まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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