【移籍市場超速報】マンジュキッチ争奪戦が過熱。チェルシー、アーセナルも乗り気

カテゴリ:ワールド

ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2014年03月21日

セードルフ対する不信任が優勢に。

代理人がロンドンに飛び、チェルシー、アーセナルと接触。マンジュキッチの争奪戦は、水面下で過熱しているようだ。 (C) Getty Images

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【バイエルン】マンジュキッチの代理人がチェルシー、アーセナルと接触

 まだ春先にもかかわらず、メルカート(移籍マーケット)の動きはすでに活発化している。バイエルンのCFマリオ・マンジュキッチの代理人がロンドンに飛び、アーセナル、チェルシーを訪ねて話し合いを持った。

 バイエルンは今夏のロベルト・レバンドフスキ(ドルトムント)の獲得をすでに決めており、押し出される格好になるマンジュキッチにはヨーロッパのメガクラブがこぞって興味を示している。先日お伝えした通りスペインではレアル・マドリー、そしてイングランドではこのロンドン勢2チームが獲得に乗り気。今回の訪問は、両クラブの意図を探るのが目的。いずれにしても来シーズン、マンジュキッチの活躍の舞台はドイツから移る可能性が高い。

【ミラン】セードルフの命運は一転、結果次第

 セードルフで行くか、それとも代えるのか。ミランは来シーズンに向けた計画を進めている。3月19日夜、オーナーのシルビオ・ベルルスコーニとアドリアーノ・ガッリアーニ副会長は夕食のテーブルを囲み、ミランの未来について話し合った。そこで優勢だったのが、クラレンス・セードルフ監督に対する不信任。いまや、バルバラ・ベルルスコーニ副会長も以前ほど指揮官を支持しているわけではないことを考えれば、ほぼ全員の意見が一致していると言っていい。セードルフのいくつかの振る舞い、そしてピッチ上の結果、そのいずれもが好ましくないものだと考えられている。さらに、マーケティング分野に監督のエージェントが割り込もうとしていることも……。

 現時点で言えるのは、セードルフの命運は今後の2試合、ラツィオ戦とフィオレンティーナ戦にかかっているということ。助監督のマウロ・タッソッティを昇格させて残りのシーズンを戦うという選択肢も消えてはいない。来シーズンに関しては、現在プリマベーラ(U-19)を率いるフィリッポ・インザーギの昇格が、いまのところ最有力。セードルフはピッチに集中し、ミランは未来を考えている。

【インテル】イカルディにイングランドの投資ファンドが興味

 マウロ・イカルディはインテルでレギュラーの座を掴みつつある。その存在にカタールからも注目が向いている。イングランドに本拠を持つカタール資本の投資ファンドが、保有権を手に入れようと考えており、アトレティコ・マドリーに獲得の興味がないかを打診した模様。アトレティコのエース、ジエゴ・コスタは今夏チェルシーへの移籍が濃厚で(チェルシーは4200万ユーロ=約58億8000万円)の違約金を支払う準備ができている)、その後釜としてどうか、という話だ。しかしアトレティコは別の選手にターゲットを絞っているようだ。いずれにしても、イカルディがカタールの興味を引いていることは間違いない。

 一方、インテルのスカウトがブンデスリーガのホッフェンハイム対マインツ戦を視察した。ターゲットのひとりはマインツの左ウイング、カメルーン代表のマキシム・シュポ=モティング。とりわけ強い印象を残したわけではないが、今シーズン末にフリーエージェントとなることもあり、チェックリストには残るだろう。シュポ=モティングにはローマも興味を示している。

 もうひとりのターゲットは、ホッフェンハイムのキャプテン、アンドレアス・ベック。左右どちらでもプレーできるサイドバックは、安定したパフォーマンスで一定の評価を受けた。サプライズだったのは、ホッフェンハイムのMFセバスティン・ルディ。中盤ならサイドでも中央でもプレーできるマルチロール性が注目された。

【ヨーロッパリーグ】ザルツブルク対バーゼル戦にイタリアのスカウトが結集

 20日にザルツブルクで行なわれたヨーロッパリーグのザルツブルク対バーゼル戦に、ユベントス、ウディネーゼ、サッスオーロなどイタリアのクラブがスカウトを送り込んでいる。

 メインターゲットは、スイスとカメルーンの二重国籍を持つバーゼルのMFブレール・ドナルド・エムボロ。97年生まれの17歳という若さながら、中盤からセカンドトップまでどのポジションでもこなすポリバレントなプレーヤーで、テクニックとフィジカル能力のいずれにも優れている。

 ザルツブルクにも、アンドレ・マラーリョとマルティン・ヒンテレッガーというCBペア、スロベニア人のウイング、ケビン・カンプルなど、逸材は少なくない。

【カリアリ】ミランのペターニャに興味

 2月のヴィアレッジョ・トーナメント(ユース大会)でミラン・プリマベーラ(U-19)を優勝に導いた大型FWアンドレア・ペターニャは、トップチームではコンスタントな出場機会を得ることができずにいる。シーズン前半はレンタル先のサンプドリアで3試合に出場したのみ。ミランに戻ってからも途中出場2試合にとどまっている。来シーズンに向けて、カリアリが獲得に興味を示しており、新たな「武者修行」のチャンスはありそうだ。

【リボルノ】ムバイエ、インテルと契約延長か、それともイングランド?

 インテルの育成部門で育ち、今シーズンはレンタル先のリボルノでレギュラー定着を果たして、国内外から注目を浴び始めた94年生まれの大型SB、イブライマ・エムバイエ。インテルとの契約は2016年までだが、すでに延長の交渉が始まっている。

 その一方では、イングランドからはマンチェスター・ユナイテッド、リバプールのスカウトも強い関心を持ってエムバイエのプレーを追っている。ただし、大きなネックになっているのは労働ビザ。セネガル国籍のエムバイエは、A代表の試合の75パーセントに出場という条件をクリアしておらず、いまのところ英国の労働許可を得るのが困難だ。

 もっとも、EU国籍を取得する可能性がないわけではない。地中海の小国マルタが、金銭によるパスポートの取得を公に認めたため、これを購入すれば国籍が手に入る。今後ヨーロッパのクラブに、マルタ国籍のプレーヤーが急増する可能性も出てきた。

【サンプドリア】新SD候補にアンジェロッツィ

 シーズン途中にシニシャ・ミハイロビッチを監督に迎えて以来、上り調子のサンプドリア。残留をほぼ確実にして、意識は来シーズンに向いている。リナルド・サグラモラGDの辞任によって、元ミランSDアリエド・ブライダのGD就任はさらに濃厚になった。ブライダは腹心となるSDとしてグイド・アンジェロッツィを連れて行きたいと考えているが、エドアルド・ガッローネ会長は現SDカルロ・オスティの手腕を評価している。来シーズンの体制はまだ不透明だ。

【翻訳:片野道郎】
【翻訳者からのごあいさつ】
 イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。

 イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。

 セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。

 ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。

 ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。

 そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
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