ブラジル代表FWネイマールの行動に、アルゼンチン紙が怒りを露わにしている。

　６月６日に行なわれた国際親善試合のブラジル対日本は、１－０でブラジルが勝利。ネイマールによるPKの１点が勝敗を分け、セレソンには銀色に輝くトロフィーが授与されている。

　試合後、ネイマールは自身のインスタグラムを更新。試合中の写真などとともに、「シーズン終了！ 優勝を飾れたのはとても良かった…。これからは身体と、特に心を休め、最大の目標に向けて全力で戻ってくるよ」と綴った。

　この投稿そのものは問題ないが、アルゼンチン紙『Ole！』はネイマールのインスタグラムのストーリー（24時間で消えてしまう投稿）に注目。リシャルリソン、ラフィーニャと、トロフィーとともに撮影されたスリーショットが「アルゼンチンを嘲笑している」と怒りを露わにしている。

　そもそもの発端は、昨年の欧州王者イタリアと、ブラジルを破って南米選手権王者となったアルゼンチンが対戦したフィナリッシマだ。１日に行なわれたこのビッグマッチでアルゼンチンが勝利し、トロフィーを掲げたが、ロッカールームでの一幕が話題に。選手たちはブラジルへのチャント（『彼らはどうした、５連覇のチャンピオンがくしゃくしゃになってるぞ！』）を歌いながら喜びを爆発させたのだ。
【画像】トロフィーにキス。日本戦勝利を喜ぶネイマールとセレソンの選手たち

「この動画が公開されると、セレソンの10番はわざわざインスタグラムで反応し、狂喜乱舞しているアルゼンチンに対して『彼らはW杯で優勝したの？』とからかった。このコメントはSNS上で注目され、ライバル国のファンが火花を散らす事態に発展している。

　そして今日、チームで獲得したトロフィーとともに、ネイマールとリシャルリソン、ラフィーニャが舌を出して“嘲笑する”姿を公開した。イタリアとの対戦での勝利を”大げさに祝った”アルゼンチンの選手たちのように”大げさに喜ぶ”チャンスを得て、彼らはそのチャンスを十分に満喫している」

　ちなみにブラジル・メディア『UOL』は「一連の挑発行為は、ネイマールの行動で再び火がつきそうだ」とやや呆れ気味で伝えている。南米の唯一無二のライバル同士だからこそのやり取りとも捉えられるが、エースの行動は波紋を呼びそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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