【ACL準々決勝】柏 1-3 広州恒大|初戦完敗で2年前のリベンジは難しい状況に

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2015年08月25日

3点差をつけられた終盤、工藤が1点を返したが……。

柏は主将の大谷が負傷でベンチ外に。中盤を若い顔ぶれで構成したが、広州恒大のパス回しと厳しい球際に翻弄された。

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 アジア・チャンピオンズリーグの準々決勝・第1戦の柏対広州恒大が8月25日、柏日立サッカー場で行なわれ、ホームの柏は1-3で敗れた。
 
 試合は開始5分に早くも動いた。柏は自陣でセットプレーのピンチを招くと、相手のクロスをヘディングでクリアしようとした鈴木がオウンゴール。柏は不運な形で広州恒大に先制点を許してしまった。
 
 その後も元ブラジル代表のパウリーニョを中心に、テンポの良いパス回しで主導権を握る広州恒大に対し、柏もボールを保持する時間帯は作るものの効果的な縦パスが入らず、相手の守備組織を崩すには至らない。
 
 これといったチャンスを作れない柏に対し、広州恒大は再びセットプレーからゴールを陥れる。40分、ゴール正面約35メートルのFKをパウリーニョが無回転ショットでゴール右にねじ込んだ。前半は2-0で広州恒大がリードを奪って終えた。
 
 柏は2点を追う後半、立ち上がりにペナルティエリア手前でFKを得る。このチャンスにクリスティアーノが壁の隙間を狙って強烈なシュートを放ったが、ボールは惜しくもバーの上を越えた。
 
 このチャンスを逃した柏は、57分にまたもやセットプレーから失点。相手のショートコーナーからのクロスに、中国代表FWのガオ・リンに頭で合わせられ、柏はみたびゴールネットを揺らされた。
 
 3点をリードされた柏は62分に今夏新加入のFWエデルソンを投入して反撃に出る。しかし、ペナルティエリア内へ侵入はするものの、決定的なシュートにはつながらない。終了間際にようやく波状攻撃を見せた柏は44分、CKから最後は工藤が押し込んで1点を返す。しかし柏の反撃もここまで。
 
 結局、第1戦は3-1で広州恒大の勝利に終わった。第2戦は9月15日(火)に広州恒大のホームで行なわれるが、3点のアウェーゴールを許しているだけに、極めて難しい状況でキックオフを迎えることとなった。

柏はクリスティアーノが前線で奮闘するも、効果的な縦パスが入らず攻撃に推進力が生まれなかった。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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