川崎は４月15日、アジア・チャンピオンズリーグ（ACL）のグループステージ第１戦で蔚山現代（韓国）と対戦し、１－１の痛み分け。ACL初戦はドロー発進となった。

　昨季のJ１王者で悲願のアジア制覇を目指す川崎は、初戦からいきなり韓国の強豪・蔚山との大一番を迎えた。川崎は日本代表の谷口彰悟と山根視来、現在Jリーグでチームトップタイの３ゴールを挙げているレアンドロ・ダミアンらが先発。蔚山は横浜からの期限付き移籍で在籍している天野純、浦和や新潟、鳥取でプレーした経験を持つ元Jリーガーのレオナルドがスタメン出場した。

　川崎は引いてブロックを固める相手の守備に苦戦。なかなか良い攻撃の形を作れず、逆に速攻から蔚山に危険なシーンを再三作られると、21分、最終ラインからのロングフィードに反応し、DFの背後に抜け出したレオナルドに決められ先制される。

　徐々にリズムを掴み、アタッキングサードでの細かい繋ぎからシュートチャンスを作るも、フィニッシュの精度を欠いてネットを揺らすことはできず。１点をリードされて前半を折り返す。
 

　後半立ち上がりから川崎が決定機を得る。46分、ゴール前でのこぼれ球を拾った橘田健人が右足でシュートを放つも、GKチョ・ヒョヌのファインセーブに阻まれる。

　その後もボールを保持する川崎は69分に車屋紳太郎、知念慶、宮城天の３名を投入し、さらに攻勢に出る。71分には、山根のクロスに知念がヘディング合わせるも、シュートは枠を外れる。75分には宮城が左サイドから仕掛け、左足でシュートを放つも相手DFのブロックに遭う。

　１点が遠い時間が続いたが、終了間際の90＋４分に、左CKのこぼれ球に反応した車屋がネットを揺らし、劇的な同点弾。このまま試合は終了し、１－１の痛み分けとなった。次戦は18日、中国の広州FCと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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