現地時間４月９日に行なわれたラ・リーガ第31節で、久保建英が所属する16位のマジョルカは、４位のアトレティコ・マドリーとホームで対戦。68分にヴェダト・ムリチがPKで奪った１点を守りきり、８試合ぶりの勝利を挙げた。
ハビエル・アギーレ体制で２戦目となったこの一戦で、久保は３試合連続のベンチスタート。前節のヘタフェ戦（０-１）は日本代表帰りで、新指揮官の下で練習する時間もほとんどなかったため、致し方なかったが、この日の先発落ちには一部のファンから不満の声が挙がっていた。
試合後、メキシコ人指揮官は、日本代表MFをベンチスタートにした理由をはっきりと明かした。スペイン・メディア『Futbol Fantasy』などが伝えている。
「彼はこの一週間でアトレティコ戦のリハーサルをしたが、私は全く気に入らなかった。それで彼を外し、なぜスタメンでないのかを話した」
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「自分の場所を見つけることができなかった」
日本代表も率いた63歳は、久保をスターターとして考えていたことを明かし、「彼は（トレーニング時に）無気力で、精彩を欠き、自分の場所を見つけることができなかった」と続けている。
「私は監督として決定を下さなければならない。それでイ・ガンインに決めた」
ただ、アギーレらしい厳しい措置に久保は発奮。54分に一枚目の交代カードでイ・ガンインに代わって途中出場すると、積極的に仕掛けてほとんど攻め手がなかったマジョルカの攻撃を活性化させた。
このレフティの投入がなければ、押し込まれる展開が続き、PK獲得もなかった可能性もある。そういう意味では、アギーレの打った手が当たったと言えるかもしれない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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