その振る舞いは、グッドルーザーからは程遠かった。

　現地時間３月15日に開催された、チャンピオンズ・リーグの決勝トーナメント１回戦（第２レグ）で、マンチェスター・ユナイテッドはアトレティコ・マドリーとホームで対戦。第１レグは１―１のドローに終わっていたなか、41分にレナン・ロディに先制を許すと、最後まで１点を奪えず。２戦合計１―２で敗れ、ベスト16で敗退となった。

　問題の行為が起こったのは、タイムアップ直後だった。いつものようにアトレティコのディエゴ・シメオネ監督が、駆け足でドレッシングルームへ向かうと、あろうことかユナイテッドのサポーターが次々と物を投げつけたのだ。
【動画】「治安悪すぎ」マンUサポが行なった敵将シメオネへの危険な行動

　トッテナムOBのジェイミー・オハラ氏は、現地メディア『talkSPORT』でこの出来事に言及。「トンネルを駆け抜けようとする監督に物を投げるなんて、自分を恥じるべきだ」と苦言を呈している。

「コロナを経て、ファンがグラウンドに戻ってきてから、なぜ突然、選手や監督に物を投げつけてもいいと思うようになったのか分からない。許されることではないし、止めなければならない。もっと厳しい罰則が必要だ」
 

　敵将へ八つ当たりする驚きの映像はツイッター上でも話題となり、世界中のサッカーファンからも厳しい意見が集まっている。

「これは一体なんだ」
「ユナイテッドもここまで堕ちたか」
「こんな民度で人種差別がなくなるなんて思えない」
「治安悪すぎるやろ」
「全然NO WARじゃない」
「意味が分からない。なぜ対戦相手に腹を立てているんだ」
「本当に哀れ。負け犬のメンタリティだ」

　どこまでも後味の悪い結果となってしまった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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