「前には俺と本田と松井さんしかいなかった」
元日本代表でY.S.C.C.横浜に所属するMF松井大輔が自身のYouTubeチャンネルで大久保嘉人氏との対談動画を公開。第3回目となる今回は、二人がともに出場した南アフリカ・ワールドカップ(W杯)や、大久保氏にとって二度目のワールドカップとなったブラジルW杯をテーマにトークを展開している。
ご存知の通り、2010年の南アフリカW杯で日本代表は、岡田武史監督のもと16強に進出した。4-3-3のフォーメーションで挑んだ日本だったが、そのスタイルは超守備的。本田圭佑を1トップに、大久保氏が左ウイング、松井が右ウイングで起用され、それぞれ攻撃の一翼を担ったが、大久保氏と松井は試合が始まりほどなくして、「何かがおかしい」と悟ったという。
ご存知の通り、2010年の南アフリカW杯で日本代表は、岡田武史監督のもと16強に進出した。4-3-3のフォーメーションで挑んだ日本だったが、そのスタイルは超守備的。本田圭佑を1トップに、大久保氏が左ウイング、松井が右ウイングで起用され、それぞれ攻撃の一翼を担ったが、大久保氏と松井は試合が始まりほどなくして、「何かがおかしい」と悟ったという。
「試合に出られるならどこでもいい」と右ウイングのポジションにもとくに不満はなかったという松井は、「ハセが後ろにいたんだけど、上がってこなかった」と回顧。すると、「なんかキレてたよね、俺ら。『ハセ―』って。めちゃめちゃキレてた覚えがある。ハセに」と振り返る大久保氏に、松井も「俺もキレてた。『なんで上がってこないの?』って」と呼応するが、続けて「聞いたら、『上がるな』って監督から言われていたらしい(笑)」とピッチ上の内情を明かしている。
さらに大久保氏が「前に俺と本田と松井さんしかいなかった」と言えば、松井も「(試合が)始まった瞬間に思ったのよ。攻めれないじゃんって」と述懐。そんな状況から、大久保氏は当時「圭佑に『お前マジキープしてくれ、その横を俺らが走るから』って言ったのを覚えてるわ」と振り返った。
また、大久保氏はなぜ自身と松井が両サイドに配置されたのかという疑問もあったようだ。「ふたりとも頑張ってこういう(上下動する)タイプでも、真面目でもないし、『あいつらに任せていいのかな』って監督やったら、そう思うと思うよ」と大久保氏が語ると、松井は「九州の国見と鹿実やったらよく走るんやろうなあと思うよ」と言いながらも、岡田監督に聞いた話として「戦える選手。ボール奪われても取り返せるやつを選んだし、走れる選手を選んだって」とウイング起用となった理由を明かしている。
初戦のカメルーン戦では、松井のクロスからニアで大久保氏が潰れ、ファーサイドで受けた本田が蹴り込み決勝点を挙げている。ふたりの対談内容は、日本サッカーの足跡を知るうえでも重要な証言となりそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【関連動画】「めちゃめちゃキレてたのを覚えてる」大久保氏と松井が長谷部にキレた理由とは?
さらに大久保氏が「前に俺と本田と松井さんしかいなかった」と言えば、松井も「(試合が)始まった瞬間に思ったのよ。攻めれないじゃんって」と述懐。そんな状況から、大久保氏は当時「圭佑に『お前マジキープしてくれ、その横を俺らが走るから』って言ったのを覚えてるわ」と振り返った。
また、大久保氏はなぜ自身と松井が両サイドに配置されたのかという疑問もあったようだ。「ふたりとも頑張ってこういう(上下動する)タイプでも、真面目でもないし、『あいつらに任せていいのかな』って監督やったら、そう思うと思うよ」と大久保氏が語ると、松井は「九州の国見と鹿実やったらよく走るんやろうなあと思うよ」と言いながらも、岡田監督に聞いた話として「戦える選手。ボール奪われても取り返せるやつを選んだし、走れる選手を選んだって」とウイング起用となった理由を明かしている。
初戦のカメルーン戦では、松井のクロスからニアで大久保氏が潰れ、ファーサイドで受けた本田が蹴り込み決勝点を挙げている。ふたりの対談内容は、日本サッカーの足跡を知るうえでも重要な証言となりそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【関連動画】「めちゃめちゃキレてたのを覚えてる」大久保氏と松井が長谷部にキレた理由とは?