現役ラストマッチは1-0の完封勝利
最愛の人の涙を見て、ひとつの決断がくだされた。
現役時代は横浜や磐田ほか、欧州クラブでもプレーし、日本代表としては4度のワールドカップに出場した川口能活氏が、浦和のレジェンド鈴木啓太氏のYouTubeチャンネルに出演。自身の25年間にわたるプロキャリアの“終幕”について語った。
川口氏がグローブを置いたのは、2018年シーズン。J3の相模原に所属して3年目だった。
「2018年シーズンに、徐々に出場機会がなくなってきて、自分としては当然、プロである以上、試合に出たいから、試合に出られない状況であれば、移籍ないし、選手としてのキャリアを終える必要がある、というふうには感じていた」
開幕から4試合は定位置を確保も、その後は控えに。当時43歳の守護神にチャンスが回ってきたのは、9月の敵地での鳥取戦だった。
「レギュラーだった田中雄大選手(現・秋田)が熱を出してしまって、試合出場が難しい、と。急きょ、出番が回ってきた。ただ自分は準備してきたから、『やってやるぞ』という気持ちで試合に臨んだ」
結果は0-7の大敗。GKにとってノーチャンスの失点が多かったが、「だけど、やっぱり7点取られたっていうのは自分の中で、何かが崩れ落ちてしまった」。
現役時代は横浜や磐田ほか、欧州クラブでもプレーし、日本代表としては4度のワールドカップに出場した川口能活氏が、浦和のレジェンド鈴木啓太氏のYouTubeチャンネルに出演。自身の25年間にわたるプロキャリアの“終幕”について語った。
川口氏がグローブを置いたのは、2018年シーズン。J3の相模原に所属して3年目だった。
「2018年シーズンに、徐々に出場機会がなくなってきて、自分としては当然、プロである以上、試合に出たいから、試合に出られない状況であれば、移籍ないし、選手としてのキャリアを終える必要がある、というふうには感じていた」
開幕から4試合は定位置を確保も、その後は控えに。当時43歳の守護神にチャンスが回ってきたのは、9月の敵地での鳥取戦だった。
「レギュラーだった田中雄大選手(現・秋田)が熱を出してしまって、試合出場が難しい、と。急きょ、出番が回ってきた。ただ自分は準備してきたから、『やってやるぞ』という気持ちで試合に臨んだ」
結果は0-7の大敗。GKにとってノーチャンスの失点が多かったが、「だけど、やっぱり7点取られたっていうのは自分の中で、何かが崩れ落ちてしまった」。
家に帰り、妻の顔を見て、「さらにガタガタって崩れたというかね」。そして「辞める」と伝えた。
「『どうしようか、どうしようか』ってずっと考えてはいた。でもやっぱり、7点取られるってけっこう、つらい。で、「まぁでもな」ってモヤモヤしているところで、妻が目をウルっとした顔をして、玄関で待っているところを見たときに、ちょっとね……もういいかなって」
2018年シーズンの最終節、ホームでの鹿児島戦。すでに引退を表明していた川口氏がピッチに立つ。現役ラストマッチは1-0の完封勝利。「キーパーにとっては理想的なスコア」で有終の美を飾った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【関連動画】「妻が目をウルっとした顔をして…」川口能活が鈴木啓太に語った“引退のきっかけ”
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「『どうしようか、どうしようか』ってずっと考えてはいた。でもやっぱり、7点取られるってけっこう、つらい。で、「まぁでもな」ってモヤモヤしているところで、妻が目をウルっとした顔をして、玄関で待っているところを見たときに、ちょっとね……もういいかなって」
2018年シーズンの最終節、ホームでの鹿児島戦。すでに引退を表明していた川口氏がピッチに立つ。現役ラストマッチは1-0の完封勝利。「キーパーにとっては理想的なスコア」で有終の美を飾った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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