フィオレンティーナのCFドゥシャン・ヴラホビッチの獲得でフェデリコ・キエーザ離脱の痛手を和らげたユベントスは、セリエAを席巻するその新戦力が自身初のCLでいきなり結果を出せるか要注目だ。
ユベントスでのデビュー戦となった第24節のヴェローナ戦(2月6日)では早速ゴールを奪うなど早くも存在感を発揮している。
契約問題に揺れるパウロ・ディバラのモチベーションも気がかりだが、この新エース候補が躍動するようなら、セリエAはもちろん、チャンピオンズ・リーグでの上位進出への追い風が強まるはず。
ビジャレアルのエースの出場は?
一方のビジャレアルは、昨年12月から約2か月怪我で離脱していたアルノー・ダンジュマの戦線復帰が朗報だろう。
ラ・リーガ第23節のベティス戦(2月6日)で復帰したオランダ代表FWは、第25節のグラナダ戦(2月19日)でハットトリックを達成するなど、コンディションは上々。グループステージで、2戦合計で3ゴールを挙げてアタランタを沈めたアタッカーがふたたびイタリア勢に牙を剥く。
ただ、メンバー入りしているものの、エースのジェラール・モレーノが怪我で出場が危ぶまれており、組み立てにも関与し、攻撃に流動性をもたらすマルチなアタッカーの出場の可否も大きなポイントになりそうだ。
※『ワールドサッカーダイジェスト』2021年2月17日号より一部修正・加筆して転載。
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