現地時間２月19日に開催されたプレミアリーグ第26節で、南野拓実の所属する２位のリバプールは、18位に沈むノーリッジとホームで対戦。３ー１で快勝を収めた。

　48分に先制を許したレッズは、62分にチアゴ・アルカンタラとディボック・オリギを投入し、４―４―２に変更。すると、前線のモハメド・サラー、サディオ・マネ、ルイス・ディアスが、決定的な仕事をやってのける。

　まずは64分、コスタス・ツィミカスのヘッドでの折り返しに、マネがなんと身体を反転させながらオーバーヘッドで反応。豪快なシュートで同点弾を叩き込む。これで完全に息を吹き返すと、３分後には逆転に成功。守護神アリソンのパントキック１本で抜け出したサラーが、前に出てきた相手GKを冷静にかわし、流し込んだ。

　そして81分、とどめの一撃を刺したのが、今冬に新加入したディアスだ。ジョーダン・ヘンダーソンのスルーパスから上手く抜け出し、最後は鮮やかなループシュートで初ゴールを奪った。リバプールは、これでリーグ戦５連勝を達成。１試合消化が少ない状態で、今節でトッテナムに敗れた首位マンチェスター・シティまで、６ポイント差に接近した。
【動画】先発３トップが圧巻３発！リバプールの華麗なる逆転劇をチェック

　クラブ公式サイトによれば、試合後にユルゲン・クロップ監督は、「サディオが信じられないようなフィニッシュでゴールを決めてくれた。他のゴールも本当に美しかった」と揃い踏みの３トップを絶賛。そのうえで、それぞれにコメントを寄せ、今回の一発でクラブ通算150ゴールに到達したサラーについては、2017-18シーズンのリーグ開幕戦で挙げたデビュー弾をしみじみと振り返り、こう語っている。

「150ゴール全部は覚えていないかもしれないけれど、その多くを覚えているよ。最初のゴールはワトフォード戦で、ここに来てから最も簡単に決めたゴールだったと思う。もしルイスがここから、同じような旅をするのであれば、それはクールだね！ワトフォードでゴールを決めたあの日、この短期間であと149点取れるなんて誰も予想できなかっただろう。本当にスペシャルだ」
 

　抜群の身体能力で衝撃のゴラッソを炸裂させたマネには、「彼がここにいてくれることは本当に助かる」と感服。本職のウイングだけでなくCFでも結果を残す、その適応力に目を細めている。

「彼は今日、中央、左ウイング、再び中央でプレーし、バイシクルキックを決め、チームを大いに助けた。サディオも100ゴールを超えているね。左ウイング、右ウイング、中央と、どこでプレーしてもワールドクラスのストライカーだ」

　ディアスに対しても同様に、ユーティリティ性を称え、「彼は素晴らしい才能の持ち主で、本当にいい選手だ」と改めて太鼓判を押している。

「今日は彼にとってもハードワークで、トリッキーなものだった。途中でシステムを変えて、ルイスをセンターに、サディオを本来のポジションに置いたからだ。ルイスは中央でも素晴らしい走りを見せてくれたね。彼は今夜、とてもハッピーだと思う。そうでなければならないよ」

　世界最高峰とも言えるリバプールのアタッカー陣には、この３人に加え、ロベルト・フィルミーノとディオゴ・ジョッタらも控える。ノーリッジ戦では90分にディアスと代わり、ピッチに入った南野拓実は、この一角に割って入ることはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】「美人すぎる」、「セクシーすぎる」フットボーラーの妻＆恋人たち

【PHOTO】Ｃ・ロナウド、アグエロ、ベンゼマ、イブラ、ポグバetc…世界的名手たちが誇るスーパーカーを厳選＆一挙紹介！