パリ・サンジェルマンのマウリシオ・ポチェティーノ監督が、完全復活の待たれるリオネル・メッシについて語った。

　バルセロナを電撃退団し、昨夏からフランスで新たな挑戦を始めている34歳のアルゼンチン代表FWは、リーグ戦ではわずか２点のみ。チャンピオンズ・リーグのグループステージでは５戦５発と流石の決定力を見せつけたが、15日の決勝トーナメント１回戦・レアルマドリー戦（〇１―０）では、痛恨のPK失敗も犯し、厳しい評価となった。

　フランス紙『L'Equipe』は10点満点中３点と厳しく採点すれば、クラブOBでもある元フランス代表MFジェローム・ロテンも痛烈に批判。「もちろん商業面ではメッシを獲ったのは素晴らしいことだ。人々はメッシのプレーを見るためにやってくる。しかし、スポーツ面では、彼はPSGに何ももたらしていない」とバッサリ切り捨てた。

　そうしたなか、ポチェティーノ監督は19日のナント戦（リーグ・アン第25節）の前日会見で、批判を浴びる同胞のスーパースターを擁護。クラブ公式ツイッターによれば、改めて「彼は世界最高の選手だ」と断言している。
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「ペナルティを外しても、彼のサッカーに影響はない。マドリー戦ではピッチ上で良いポジションを見つけ、非常に良いプレーでチームの力になった。メッシはサッカーそのものだ」

　また、来月に50歳となる指揮官は、マドリー戦で73分から途中出場し、故障からおよそ２か月半ぶりに復帰したネイマールにも言及。「明日の先発もあり得る」と明かしている。

「マドリー戦ではとても良いインパクトを与えてくれた。感じていた違和感をプレーで取り除いたんだ。彼は今、自分のプレーに集中していて、チームの力になろうとしている」

　メッシはバルサ時代からの盟友ネイマール、そしてマドリー戦で後半アディショナルタイムに劇的決勝弾を叩き込んだキリアン・エムバペらと共に、かつての輝きを取り戻せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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