【柏】13年ブラジル全国選手権得点王のエデルソンがJリーグデビュー。「雰囲気はあった」(吉田監督)

カテゴリ:Jリーグ

小田智史(サッカーダイジェスト)

2015年07月30日

数少ないプレー機会ながら、工藤やクリスティアーノとの連係もまずまず機能。

プレー機会が限られたなかでも、工藤やクリスティアーノとの連係で湘南ゴールに迫った。「次は結果を残したい」と次戦・神戸戦へ意欲を見せた。 写真:石倉愛子

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「13年ブラジル全国選手権得点王」の肩書きを持つ大物助っ人がJリーグデビューを果たした。約20分の出場で、シュート1本・ゴールはなし。「日本の暑い夏で体力的にはかなり消耗している」(吉田監督)なか、数字だけ見れば物足りない感は拭えないが、0-3と難しい状況での起用だったことを考えれば、この結果だけで評価を下すのは早計だろう。

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 吉田監督は「彼の持つ得点感覚、得点力が活かされればと思って、長くやってきているストライカーのポジション(CF)でまずは行ってみよう」との意図で、エデルソンを中央に置き、それまでCFでプレーしていた工藤を右ウイングにスライドさせた。
 
 湘南戦のプレー内容を掘り下げると、シュートを含めてボールタッチは9回。うち、くさびのポスト役が7回を数え、湘南の鋭いプレスで簡単には前を向かせてもらえないなかでもボールを収めた。77分には、左サイドを突破した輪湖のクロスに素早くニアに飛び込んで、ヘディングシュートを放った(結果は相手DFに当たってCKへ)。指揮官は「雰囲気はあった」とポジティブな面を見出し、エデルソン自身も数少ないプレー機会である程度の手応えを感じている。
 
「得点につながるプレー、仲間を助けたいという気持ちでピッチに入った。(ゴール前への動きは)自分の強みのひとつだと思っている。あの場面ではDFに触られてしまったけど、ああいった形でチャンスがあればどんどん狙っていきたい」
 
 では、柏のパスサッカーへのフィット具合はどうか。本人が「レイソルのサッカーには慣れてきている」と話すように、初の実戦ながら、工藤との連係はまずまずだった。83分には中盤に降りたエデルソンが右サイドの工藤にはたき、裏のスペースに抜け出した今井へスルーパス。その4分後には、クリスティアーノ→エデルソン→工藤→クリスティアーノと前線3人の連係を見せ、工藤との3回のパス交換のうち、2度ボックス内への侵入に成功している。
 
「僕たちもまだ、試合をやりながらエデルソンの特長を理解する段階。もっともっと関係性を深めないといけないけど、受けて捌くテンポは掴めてきたので、彼のボールを受けて捌いて、ふたりで崩していく形も出していけると思う」(工藤)
 
 湘南戦ではCFでの起用となったが、今回はあくまで「テスト」であって、工藤とのポジション争いはこれから本格化するだろう。ライバルの工藤も「ゴール数を含めて良い競争ができれば」と迎え撃つ意向を示している。エデルソンにとっては、リーグ戦再開までのショートブレイクでどこまでフィットを進められるかがひとつ鍵を握る。
 
「個人的には試合勘やリズムを取り戻せてきている。まだ100パーセントに辿り着けていない部分を徐々に高めて、結果を残してチームの役に立つ。それが今の自分の目標なので、次の試合では『結果』(=得点)を残したい」
 
 次節8月12日の神戸戦、期待のストライカーが真価を発揮するのか、大きな注目が集まる。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)

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