現地時間２月16日に開催されたチャンピオンズ・リーグ（CL）決勝トーナメント１回戦（第１レグ）で、2018-19シーズン以来７度目の戴冠を目指すリバプールは、インテルの本拠地サン・シーロに乗り込んだ。

　13日のプレミアリーグ第25節バーンリー戦（〇１―０）ではメンバー外となっていた南野拓実は、公式戦２試合ぶりにベンチに入った。

　前線にサラー、ジョッタ、マネを並びたリバプールは、立ち上がりから押し気味に試合を進め、14分にはFKにファーでマネがヘッドで合わせるが、惜しくもクロスバーの上に外れる。これにはクロップ監督も思わず頭を抱えた。

　中盤以降は五分五分の展開となり、41分にはCKから相手DFシュクリニアルにヘディングシュートを浴びるが、枠の左に外れる。
 

　スコアレスで折り返した後半、リバプールはジョッタに代えてフィルミーノを送り込む。しかし、鋭い出足を見せたインテルに押し込まれ、守備の時間が続く。

　59分にはさらに３選手をチェンジ。マネ、ファビーニョ、エリオットを下げ、ヘンダーソン、ケイタ、そして今冬に加入したディアスを一気に投入する。

　迎えた75分、アウェーチームがついに均衡を破る。ロバートソンのCKにニアで反応したフィルミーノが、絶妙なバックヘッドでゴールの左に叩き込んだ。

　さらに83分にもペナルティエリア内でのファン・ダイクのヘッドでの落としから、最後はサラーが左足で流し込み、リードを２点に広げる。アフリカ・ネーションズカップ参戦のため、長らくクラブを離れていたエジプト代表FWは、リバプールでは１か月半ぶりの得点となった。

　試合はこのまま２―０で終了。リバプールが快勝を収め、ベスト８進出へ大きく前進した。なお、５人目の交代枠ではミルナーを起用し、南野に出番は訪れなかった。

　勝負の決する第２レグは会場をアンフィールドに移し、来月８日に行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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