セルティックの関係者とサポーターは、早く古橋亨梧が戻ってくるのを願っている。今年から新たにチームメイトになった前田大然も、それは同じだろう。ただ、エースの復帰がポジション争いを激化させるのも確かだ。

　セルティックのOBである元スコットランド代表フランク・マカベニーは、古橋の復帰が前田にとって「プレッシャー」になり得ると考えている。だからこそ、先週末のマザーウェル戦で前田がゴールを決めたのは貴重との見解を示した。

　マカベニーは『Football Insider』で「素晴らしい一発だった。あのゴールを決めたのは彼にとって素晴らしいことだった」と話している。

「この数週間で言ってきたが、今は選択肢が多くなったので、チャンスを与えられた者は誰であっても、居場所を保つためにゴールを決める必要があるんだ」

「彼は素晴らしかった。マエダはデビュー戦で得点を挙げたが、彼にとっては大変だったはずだ。日本代表でいなかったしね。だが、週末はまたゴールを決めた」

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　そして、マカベニーは「キョウゴが戻ってきたら面白くなる。マエダには少し、ゴールを決め続けなければいけないというプレッシャーになるかもしれないね」と続けた。

「だが、ここまでの彼を見てきて、私は本当にうれしく思っている」

　２月９日の前節アバディーン戦で、セルティックは２点を先行しながら追いつかれたものの、再び突き放して連勝街道を続けた。だが、76分までプレーした前田は、旗手怜央とともに一部から厳しく評価されている。

　デビュー戦でいきなりゴールを決め、ファンやメディアを興奮させた前田だが、結果が出なければ批判を浴びることになる。与えられた機会を生かし、古橋の復帰後は一緒に爆発するのを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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