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「無理、できないから!」元日本代表・今野泰幸が明かしたザック監督の“指示拒否事件”。内田篤人も回想「びっくりした。よく言ったなと…」

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2022年02月05日

「怒って一生使わない監督もいると思う」

ともにアジアカップを制した今野(右端)と内田氏(左奥)。(C)SOCCER DIGEST

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 元日本代表の今野泰幸が、DAZNで配信中の元日本代表DF内田篤人氏の冠番組『内田篤人のFOOTBALL TIME』の最新回に出演。日本が4度目の戴冠を果たした2011年アジアカップの決勝におけるエピソードを明かした。

 アルベルト・ザッケローニ監督に率いられた日本代表は、2011年1月29日に開催された決勝で、オーストラリアと対戦。スコアレスのまま突入した延長戦の109分に、李忠成が決勝点となる劇的なボレーシュートを叩き込み、カタールの地で見事にカップを掲げてみせた。

 この試合で、右SBの内田氏とともにCBで最終ラインを担った今野は、交代選手(岩政大樹)を入れる際に、ザッケローニから「ボランチに1つ上がるぞ」とポジションチェンジを指示されたという。

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 このシーンをよく覚えているという内田氏が、こう続けている。

「そしたら、今ちゃん、『無理!できない!』って。右サイドで聞いてて、びっくりした。今ちゃんが無理と言ったら、ザックが考えていること、全部終わるじゃないですか。なのに、『無理!できないから』って(笑)」
    
 当初、岩政をCBに投入し、今野をボランチに上げようとしていたイタリア人指揮官は、この反応でプランを変更。今野を左SBに回し、左SBの長友を一列上げる策に切り替えた。結果、長友のクロスから李が決勝ゴール。このポジション変更が奏功するかたちとなったのだから、サッカーは分からない。

 今野はその時の心境をこう振り返っている。

「その当時はセンターバックに集中していたし、昔はボランチもやっていたけど、センターバックでやっていくという気持ちもめちゃくちゃ強かった。アジアカップの決勝という大事な舞台で、僕がセンターバックからボランチに行くことによって、ボランチは大事なポジションだし、バランスが崩れるんじゃないかと思った。チームのためを思ったら、センターバックにいたほうがいいと思って。直感が働いて、『無理』と言った」

「ザック、困ってませんでした?」と内田氏が聞くと、「困ってたと思う。それを怒って一生使わないみたいな監督もいると思う。監督の意見は一番だし」と答えている。

 内田氏は「よく言ったなと思いましたもん。あの時の印象がすごく強い」と当時を懐かしんだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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