【J1展望】2ndステージ・4節|広島-横浜|好調の広島攻撃陣が堅守の横浜を迎え撃つ

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2015年07月24日

広島――シャドーが攻守のバランスを取れるか。 横浜――問われる“伝統の堅守”の真価。

故障者/広島=塩谷、柴﨑、高橋、川﨑 横浜=仲川、榎本、喜田、矢島
出場停止/広島=なし 横浜=なし

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J1リーグ 2ndステージ・4節
サンフレッチェ広島 横浜F・マリノス
7月25日(土)/19:00/エディオンスタジアム広島
 
サンフレッチェ広島
2ndステージ成績(3節終了時):1位 勝点9 3勝0分0敗 12得点・4失点
年間成績(20試合終了時):2位 勝点43 13勝4分3敗 41得点・20失点


【最新チーム事情】
●塩谷はボールを使うトレーニングを再開したが、紅白戦には出られず。
●好調の柴﨑が左足ハムストリングの負傷で全治6週間。
●鬼門・埼玉スタジアムで魂の逆転勝ちも、被シュート数23本と課題も山積み。
●9試合連続負けなしで第2ステージ首位に立つも内容には改善点あり。
 
【担当記者の視点】
 今季19試合連続不敗、ホーム全勝と向かうところ敵なし状態だった浦和に土をつけ、リーグでは対浦和戦7試合ぶりの勝利を手にしたが、内容的な課題が山積している。
 
 特に問題なのがディフェンス面で、サイドに圧力をかけられて全体のバランスを崩し、逆に相手ボールホルダーへの圧力がかからず、自由に捌かれるシーンが目立った。最後の最後で、GK林のファインセーブや千葉の身体を張った守りで決壊を防いでいたが、2列目の飛び出しに対応できなかったことも事実。まして、パスの出し手にプレスがかかっていなかったため、幾度も危険な場面を作り出される結果となった。
 
 これは決して浦和戦に限った話ではなく、9試合連続負けなしの間もずっと抱えていた問題だ。それでも柴﨑がいれば前後のバランスが崩れることはなかったが、彼がいないと前線全員が「裏狙い」になってしまい、ボールロストから容易にカウンターを食らう傾向がある。
 
 ただ、そのチャレンジがゴールを生んでいる側面もあり、敢えて“ブレーキ”を踏んでしまうと進撃の原点である攻撃力が失われてしまう可能性も。実際、浦和戦の逆転劇は積極果敢に裏を狙い、速い攻撃を仕掛けたことで生まれたわけで、そこをわざわざ捨てる必要もない。非常に難しい局面を、今の広島は迎えている。
 
 負傷の柴﨑に代わって入るのは、若武者・野津田が有力。このU-22代表MFも特徴はバランスよりもチャレンジにある。森崎浩が入れば攻守のバランスは取れるものの、今の彼のコンディションでは先発よりもベンチスタートでゲームを締める形のほうが望ましい。
 
 横浜の流動的な攻撃を発揮させないためにも、ポゼッション率を高めることが有効になるが、そのキーマンとなるのはやはり野津田だ。高い位置でしっかりとボールを収め、ポゼッションとチャレンジのバランスを取れれば、チームパフォーマンスは安定するはず。前節、同点弾を演出するスルーパス以外はミスが目立ったドウグラスとともに、ホームチームの鍵を握るのはシャドーだ。
  
横浜F・マリノス
2ndステージ成績(3節終了時):16位 勝点2 0勝2分1敗 3得点・4失点
年間成績(20試合終了時):6位 勝点28 7勝7分6敗 24得点・21失点
 
【最新チーム事情】
●前節、出場停止だった小林が復帰して右SBへ。
●G大阪戦で右SBだった三門は前々節のポジションであるトップ下に戻ることが濃厚。
●ファビオがCBに戻り、ボランチは中村と中町になりそうだ。
●G大阪戦で頭部を痛めた齋藤は先発から外れ、兵藤が左MFに回る見込み。
●対広島戦ということで、今週は守備の確認に時間を割いた。
 
【担当記者の視点】
 今節の相手となる広島は、3試合で計12ゴールを決めている。圧巻のパフォーマンスを見せるこの攻撃陣に対し、堅守を伝統にする横浜がどう戦うかがひとつの焦点となるだろう。
 
 前節・G大阪戦では、課題のセットプレーからゴールを許さなかったものの、流れのなかから2失点。ロスタイムの中村の鮮やかなFKで辛うじて勝点1を得たが、相変わらず失点を防げていない。
 
 セットプレーへの細心の注意を怠らないのはもちろん、クロス対応でもルーズさが見られるだけに、サイドでの球際の守備や中央でのマークの受け渡しなど、今一度、確認事項を整理し直して、強固な壁を築きたい。また、個々の球際での粘りや出足の鋭さなど、局面でのアグレッシブさをさらに意識できれば、ピンチを未然に防げる回数も増えていくはずだ。
 
 とりわけ、パスの供給源となる青山、両サイドから鋭い仕掛けを見せるミキッチ、柏らを自由にプレーさせないようにしたい。
 
 そうして守備を安定させたうえで、いかに良い形で攻撃につなげ、少ないチャンスを決め切ることができるか。劣勢の時間帯が長くなりそうだが、懸命のディフェンスでゴールを死守し、効率良く点を奪って、勝利を手繰り寄せたい。

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