現地時間１月９日に開催されたFAカップ３回戦で、リバプールは３部のスリューズベリと本拠地アンフィールドで対戦。27分にファーストシュートでまさかの先制を許すも、34分に17歳の新星カイデ・ゴードンの一発で追いつくと、44分にはファビーニョのPKであっさり逆転に成功する。

　迎えた後半の頭からは、筋肉系の怪我で戦列を離れていた南野拓実を公式戦３試合ぶりに出場したなかで、78分にロベルト・フィルミーノ、後半アディショナルタイムにファビーニョがこの日２点目を奪取。終わってみれば４-１の快勝で、４回戦進出を決めた。
【動画】南野は後半の頭から出場！リバプールの鮮やかな逆転劇をチェック

　クラブ公式サイトによれば、コロナ陽性から復帰し、この一戦で公式戦２試合ぶりに指揮を執ったユルゲン・クロップ監督が、試合後に日本代表FWについて言及している。アフリカ・ネーションズカップ参戦のため、モハメド・サラーとサディオ・マネが不在という苦しい台所事情を強いられているだけに、カムバックの喜びもひとしおのようだ。

「タキは怪我をしていた、それだけだ。深刻なものではなかったが、プレーはできないほどのものだったんだ。しかし、彼は戻ってきた。これは私たちにとって、とてもとても重要なことだよ。特に、これからたくさんの試合が控えているなかで、前線の主力２人がここにいないことは、誰もが知っていることだからね」
 

　さらにドイツ人指揮官は、「タキを気に入っている」と、その存在価値の高さもこう訴えている。

「彼は本当に調子がいいんだ。ケガで少し欠場を余儀なくされてしまったが、まあそういうものだ。彼が戻ってきたのはいいことだし、私たちには彼がどうしても必要なんだ」

　今後は目に見える結果を残し、ライバル２人がチームを離れている、この絶好の機会に序列を高めることはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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