現地時間12月18日に開催されたブンデスリーガ第17節のRBライプツィヒ対ビーレフェルトは、アウェーの後者が２-０で勝利を収めた。

　前節ボーフム戦で先制点を決めてリーグ４点目をマークしたビーレフェルトのMF奥川雅也はトップ下で先発した。

　前半をスコアレスで折り返した57分、ヤンニ・ゼッラのゴールで先制したアウェーチームは、70分にファビアン・クロスがレッドカードで退場となり、数的不利の状況に陥る。

　しかし、75分、敵陣右サイドで奥川がボールを奪われるも、素早くチェックに戻ったことで、敵DFをパスミスを誘発。カットしたフロリアン・クリューガーからボールを受けた奥川はDFに詰められながらも、左足を冷静に振り抜き、鋭いシュートを突き刺した。

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　この貴重なゴールでリードを広げたビーレフェルトは、残りの時間を守り切ってライプツィヒを完封。ウインターブレイク前にリーグ２連勝を飾っている。

　現地紙『BILD』は、採点で奥川にチーム最高タイとなる「２点」を付けた（※ドイツメディアの採点は１が最高、６が最低）。そして、チームの勝利を決定づけたゴールを「信じられない！ 目まぐるしい攻防からクリューガーが素早くパスを出し、反応した奥川がゴール右下隅に、冷静に、セーフティなゴールを流し込んだ」と称賛した。

　また、現地メディア『Tagesschau』は、「前半に認められなかった奥川のゴールは、ライプツィヒにとってラッキーでしかなかった。ビーレフェルトが１人減った時点で、彼らは勇気を失うどころが、再び攻勢に出た。そしてボールを奪った奥川が、すべての難題をクリアにしてみせた」と称えている。

　２試合連続ゴールとなった奥川は、シーズン前半戦を５ゴール・１アシストで終えた。１部残留を目指すチームにとって、いまや欠かせない選手となっているのは間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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