両チームのGKがビッグセーブを披露
天皇杯JFA 第101回全日本サッカー選手権大会は12月12日、準決勝の2試合が開催。等々力陸上競技場で行なわれた川崎フロンターレ対大分トリニータの一戦は、PK戦の末大分が勝利を収めた。
前年度王者であり、今シーズンの1リーグチャンピオンでもある川崎は、J1最終節で負傷交代した車屋紳太郎や、怪我でブラジルに帰国しているジェジエウらが不在。
4-3-3のシステムで臨んだ川崎のスタメンは、GKチョン・ソンリョン、DFは右から山根視来、山村和也、谷口彰悟、登里享平、MFはアンカーに橘田健人、インサイドハーフに脇坂泰斗と大島僚太、3トップは右から家長昭博、レアンドロ・ダミアン、旗手怜央という顔ぶれとなった。
一方の大分は、今季のJ1リーグを18位で終えJ2降格が決定。シーズン終了後に片野坂知宏監督の退任も発表。さらにシーズン途中に加入した呉屋大翔、増山朝陽、野嶽惇也、梅崎司らが出場不可となっている。
4-2-3-1の布陣で先発にはGK高木駿、DFは右から小出悠太、ペレイラ、エンリケ・トレヴィザン、三竿雄斗、MFはボランチに小林裕紀と渡邉新太、2列目は右から町田也真人、下田北斗、小林成豪、最前線は伊佐耕平という並びになった。
前年度王者であり、今シーズンの1リーグチャンピオンでもある川崎は、J1最終節で負傷交代した車屋紳太郎や、怪我でブラジルに帰国しているジェジエウらが不在。
4-3-3のシステムで臨んだ川崎のスタメンは、GKチョン・ソンリョン、DFは右から山根視来、山村和也、谷口彰悟、登里享平、MFはアンカーに橘田健人、インサイドハーフに脇坂泰斗と大島僚太、3トップは右から家長昭博、レアンドロ・ダミアン、旗手怜央という顔ぶれとなった。
一方の大分は、今季のJ1リーグを18位で終えJ2降格が決定。シーズン終了後に片野坂知宏監督の退任も発表。さらにシーズン途中に加入した呉屋大翔、増山朝陽、野嶽惇也、梅崎司らが出場不可となっている。
4-2-3-1の布陣で先発にはGK高木駿、DFは右から小出悠太、ペレイラ、エンリケ・トレヴィザン、三竿雄斗、MFはボランチに小林裕紀と渡邉新太、2列目は右から町田也真人、下田北斗、小林成豪、最前線は伊佐耕平という並びになった。
試合の主導権を握ったのはホームの川崎だった。前半からビッグチャンスを創出する。44分に登里のクロスをファーサイドで待ち構えていたL・ダミアンがシュートを放つが、これはゴール右のポストに嫌われる。直後に右サイドハーフウェーライン付近でボールを奪った山村がGKの位置を見てロングシュート。さらに左サイドに流れた家長から旗手へのスルーパスが渡るものの、GK高木のファインセーブにあう。
粘り強い守備を続ける大分は、スコアレスのまま迎えた77分にビッグチャンスを創出する。交代出場の井上健太がGKチョン・ソンリョンへプレスを仕掛けボールを奪うと、後方の下田へボールを落とす。ペナティエリア左後方から下田が放ったシュートはゴール上に外れた。
互いに一歩も譲らない戦いは90分では決着つかず0-0のまま延長戦へ突入した。
先にチャンスを迎えたのは大分だった。96分に渡邉がペナルティエリア手前から強烈なシュートを放つが、GKチョン・ソンリョンに防がれる。
ピンチを凌いだ川崎は109分に橘田、家長、脇坂を下げ、小塚和季、遠野大弥、塚川孝輝を投入。
すると113分に待望の先制弾が生まれる。山根の縦パスに反応した小塚が右サイドに走り込み折り返しのクロスを供給。中央に詰めた小林悠が押し込んだ。
しかし大分もあきらめない。120+1分、右サイドから送られた下田の鋭いクロスをエンリケ・トレヴィザンが頭で合わせて同点に追いつく。
勝負はPK戦に持ち込まれた。7人目まで続いた攻防に終止符を打ったのは大分のGK高木だった。山根のシュートを見事ストップし、1-1、PK5-4で大分が12月19日に国立競技場で行なわれる決勝の舞台に進出した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
粘り強い守備を続ける大分は、スコアレスのまま迎えた77分にビッグチャンスを創出する。交代出場の井上健太がGKチョン・ソンリョンへプレスを仕掛けボールを奪うと、後方の下田へボールを落とす。ペナティエリア左後方から下田が放ったシュートはゴール上に外れた。
互いに一歩も譲らない戦いは90分では決着つかず0-0のまま延長戦へ突入した。
先にチャンスを迎えたのは大分だった。96分に渡邉がペナルティエリア手前から強烈なシュートを放つが、GKチョン・ソンリョンに防がれる。
ピンチを凌いだ川崎は109分に橘田、家長、脇坂を下げ、小塚和季、遠野大弥、塚川孝輝を投入。
すると113分に待望の先制弾が生まれる。山根の縦パスに反応した小塚が右サイドに走り込み折り返しのクロスを供給。中央に詰めた小林悠が押し込んだ。
しかし大分もあきらめない。120+1分、右サイドから送られた下田の鋭いクロスをエンリケ・トレヴィザンが頭で合わせて同点に追いつく。
勝負はPK戦に持ち込まれた。7人目まで続いた攻防に終止符を打ったのは大分のGK高木だった。山根のシュートを見事ストップし、1-1、PK5-4で大分が12月19日に国立競技場で行なわれる決勝の舞台に進出した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部