現地時間11月29日、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは、就労ビザの取得を条件に、ラルフ・ラングニックを今シーズン終了までの暫定監督に任命すると発表した。

　ラングニック就任前に候補者として名前が挙がったひとりが、リーグ・アンのパリ・サンジェルマンの指揮を執っているマウリシオ・ポチェティーノだった。本人の意向もあり、シーズン途中での就任も噂されたが、実現はしていない。

　だが、ユナイテッドはまだポチェティーノを諦めていないようだ。仏メディア『le10sport』によれば、「今もユナイテッドの監督職の優先順位のひとつとなっている」という。

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「ラングニックが指揮をするのはあくまで今シーズンのみ。コンサルタントに就任すると言われているが、来夏から本格的に新体制をスタートさせることになる。首脳部は新たなスタートを切る上で好ましい選択肢として、ブレンダン・ロジャース、エリック・テン・ハグ、そしてポチェティーノだ」

　では、パリSG側は送り出すつもりがあるのか。29日に行なわれたバロンドールの授賞式に登場した、ナセル・アル・ケラフィ会長はメディアの質問に「我々は今の監督に満足している」とコメントし、後任と噂されているジネディーヌ・ジダンとのコンタクトも「していない」と否定。ただ、条件さえ整えば送り出すのかという点においては明言していない。

　何はともあれ、ユナイテッドのランゲニック体制は今週末にもスタートする。現地メディアによれば、問題であった就労ビザの取得がクリアできておらず、12月３日のアーセナル戦では指揮は執らないとのことだが、時間の問題だ。果たしてユナイテッドの変革は、どのように進むのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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