ミランのズラタン・イブラヒモビッチが、かつてプレーしたパリ・サンジェルマンの後輩、キリアン・エムバぺに金言を授けた。英紙『Daily Mail』が10月31日付けで伝えている。

　現在22歳のエムバぺは、プロデビューを飾ったモナコから2017-18シーズンにパリSGへ加入すると、圧倒的な決定力で1年目から公式戦21得点を記録。以降もゴールを量産し続け、２年目から昨シーズンまで３年連続でリーグ得点王に輝いている。

　今や世界を代表するストライカーとなったフランス代表のエースだが、７か国を渡り歩いてきた40歳の目から見れば、まだまだ物足りないようだ。フランスの放送局『Telefoot』のインタビューに応じた際に、独特の表現でさらなる成長を促している。

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「彼のことは大好きだが、まだ十分にやっていない。自分を傷つけることを学べば、とても良い選手になれる。血の味を知り、火の上を歩く必要があるね。『お前は十分ではない』と言う人たちに囲まれていれば、もっと良くなるだろう」
 

　さらに、2012年から2016年の間にフランスの巨人で公式戦180試合に出場し、156ゴールを記録したスウェーデン代表FWは、当時のチームと、マウリシオ・ポチェティーノ監督が率いる現在のメンバーを比較。昨シーズンにリーグ３連覇で止まった後輩たちは、４年連続でリーグ・アンを制し、８つのカップタイトルを獲得した自分たちほど優秀ではないと強気に主張している。

「俺たちは（まとまったひとつの）チームだったからね。今日の彼らはチームではない。後々そうなるだろうけどね。俺はこのチームを信じているが、彼らはまだベストではない」

　ネイマールやアンヘル・ディ・マリア、そして今夏にはリオネル・メッシも加わった“新・銀河系軍団”で、エムバぺは荒波に揉まれ、大先輩も認める唯一無二の存在となれるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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