リバプールの地元紙『Liverpool Echo』が、現地時間10月31日付けで冬の籍市場のターゲットについて紹介している。
現在公式戦無敗と好調を維持しているリバプールにとって、今後の最大の懸念材料といえるのが、来年1月に開催されるアフリカ・ネーションズリーグだろう。
同大会には、現在絶好調のモハメド・サラー(エジプト代表)をはじめ、サディオ・マネ(セネガル代表)、ナビ・ケイタ(ギニア代表)と3人の主力選手の出場が確実視されている。
大会に参加した場合はリーグ戦を最大4試合欠場することになるだけに、サラーとマネが抜けるウイングのポジションについては、かねてから今冬の補強が噂されている。
ペドロ・ゴンサウベスからは手を引くか
同紙によれば、現在トップターゲットと考えられているのがレスターのハービー・バーンズだという。19-20シーズンからレスターの主力としてプレーし、昨シーズンはリバプール戦でもゴールを奪った23歳のイングランド代表だ。リバプールはここ数か月に渡ってこのイングランド代表ウインガーの動向を探っているという。
とくにユルゲン・クロップ監督が非常に高く評価しているようで、同紙でも「リバプールとドイツ人監督が志向するスタイルにぴったりだ」と伝えている。
そのほかにも、ウォルバーハンプトン所属で現在は膝の故障によって欠場中のペドロ・ネト(21歳)やレンヌ所属でベルギー代表のジェレミー・ドク(19歳)の獲得を狙っているようだが、バーンズより優先度は低いという。
さらに以前から名前が挙がっているスポルティング所属のペドロ・ゴンサウベス(23歳)は、10月29日に所属クラブと26年までの契約延長にサイン。契約解除金が8000万ユーロ(約104億円)に引き上げられたことから、手を引くことが濃厚のようだ。
いずれにしても、リバプールが今冬に前線の選手を獲得することになれば、日本代表の南野拓実にも大きな影響を及ぼすだけに、今後の動向に注目だ。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部