栃木SCのピッチ外の心温まる配慮がファンに反響を呼んでいる。

　栃木は10月31日、J２リーグ第36節でホームにモンテディオ山形を迎えた。試合は、山形に先制を許し、谷内田哲平のゴールで一度は同点に追いつくが、72分に２点目を決められ１-２で敗れた。

　その試合が行なわれている一方で、栃木のクラブ公式ツイッターが「迷い猫」情報を発信した。

「【10/31 山形戦・迷い猫情報】スタジアムのピッチ看板の下に隠れているところを保護しました。足を怪我していて、しばらくごはんも食べていないのか、かなり弱っているようです。お心当たりがある方は、情報をお寄せいただければと思います。#拡散希望 #迷い猫 #宇都宮市 #清原工業団地」

　この投稿にファンも反応し以下のようなコメントが寄せられた。

「栃木SCさん、やっぱり良いクラブですね！」
「栃木さん素晴らしいです！猫ちゃんが早く元気になりますように！」
「微力ながら拡散しました！保護してくださり、ありがとうございます」
「これは飼い猫っぽいなあ」
「めちゃくちゃ美猫ちゃん！！！はやく飼い主さんの元に戻れますように」
「飼い猫さんっぽいし、見つかりますよーに」
「超～可愛い～」
【動画】「美猫ちゃん！」「元気になって」栃木SCが保護した迷い猫

　試合後の投稿では、「本件、皆様のご協力によりたくさんの方々から保護の申し出をいただきました。ありがとうございます。現在のところ、飼い主がいるかいないかがはっきりしないため、いったん保護をお申し出いただいたサポーターのご夫妻に預かっていただきました。引き続き、続報がありましたらお知らせいたします」と記され、ひと段落したようだ。

　状況を見守っていたファンからは、「公式さんありがとうございます」「保護を申し出てくれたサポーターさんありがとう」など感謝の声や、「よかった。元気になって。この子が勝利を運んできてくれるような気がします」「優しいご夫婦がいてよかった。栃木SCの看板猫ちゃんにはできないのかな。でもまだ飼い主さんいるかもしれないしねえ」などのコメントも投稿されている。

　栃木の行なった善行は、因果応報となるか。J２リーグは残すところあと６試合だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部