ロシアの地で眩い輝きを放つのは誰か？その傑出したタレントでチームを牽引するビッグネーム10人を一挙に紹介する。この男たちを見逃すな！

●アルゼンチン代表
リオネル・メッシ（バルセロナ／FW）
　ラストチャンス――。今大会をそう捉える稀代の傑物は、同じ時代を戦った仲間たち、そして母校のために優勝を誓う。黄金のトロフィーを頭上に掲げた時、マラドーナとの歴代最高選手の論争に終止符が打たれるはずだ。
 
●ポルトガル代表
クリスティアーノ・ロナウド（レアル・マドリー／FW）
　33歳になっても衰える気配はなく、非凡な得点力は健在だ。CLの歴史に刻まれる鮮やかなバイシクルシュートも記憶に新しい。「バロンドールを７回、獲得」という夢を叶えるべく、ポルトガルを悲願の初優勝に導きたい。
 
●ブラジル代表
ネイマール（パリSG）
　世界の頂に立つ機運が到来している。セレソンを”エクサ（６度目の優勝）”達成に導けば、過去10年、クリスティアーノ・ロナウドとメッシが独Ｓ年するバロンドールにも手が届くはずだ。そのドリブル、シュートで新時代の扉をこじ開ける。
 
●ポーランド代表
ロベルト・レバンドフスキ（バイエルン／FW）
　ワールドカップ予選の１大会における得点記録（16）を樹立する圧巻の働きで、自身初となる世界の祭典への出場権を手に入れた。傑出した得点感覚とシュート技術を誇るだけでなく、FKの精度も特筆に値。万能型のストライカーだ。
 
●コロンビア代表
ハメス・ロドリゲス（バイエルン／MF）
　６ゴールで得点王に輝いたブラジル大会から４年。マドリー時代の停滞期を経て、バイエルンで完全復活を遂げた黄金のレフティが、再び世界中のファンを虜にする可能性は大いにある。目標は「最低でも４強」と宣言。
 

●イングランド代表
ハリー・ケイン（トッテナム／FW）
　腕章を託される機会も増えたイングランドの大黒柱。左右両足のシュートに加え、ヘディングも威力・制度ともに抜群で、幅広い動き出しでチャンスメイクでも貢献する。自身初となるＷ杯で、いきなり旋風を巻き起こすか。
 
●フランス代表
アントワーヌ・グリエーズマン（アトレティコ・マドリー／FW）
　EURO16の最優秀選手にして。20年ぶりの世界制覇に挑むレ・ブルーの絶対的なオフェンスリーダー・ピッチを華麗に舞うレフティは、精密機械のようなコントロールショットやワンタッチパスで巨大な違いを作り出す。
 
●スペイン代表
イスコ（レアル・マドリー／MF）
　スペインのお家芸である流麗なボール回しを支えるだけではない。予選のイタリア戦で２得点。今年３月のアルゼンチン戦でハットトリックを記録したように、勝負を決する大仕事もやり遂げる。その技巧と決定力は必見だ。
 
●ベルギー代表
ケビン・デ・ブルイネ（マンチェスター・シティ／MF）
　マンチェスター・シティを率いるグアルディオラの下で戦術センスに磨きをかけ、いまや世界最高峰の攻撃的MFに成長した。キックの多彩さ、精度は今大会随一だろう。アザールとともに絢爛豪華なベルギー攻撃陣を牽引する。
 
●ウルグアイ代表
ルイス・スアレス（バルセロナ／FW）
　例の”噛みつき事件”を起こし、未熟な精神面を糾弾された４年前とは違う。ウルグアイのタバレス監督が「成熟した」と信頼を置くストライカーは、カバーニと組む強力２トップであらゆる相手の堅陣を突き崩しにかかる。