【ベガルタ戦記】渡邉晋の『日晋月歩』|重要な6ポイントゲーム。制した意味は大きい

カテゴリ:連載・コラム

渡邉 晋

2017年09月12日

しっかり気を引き締めて次戦に向かう。

鳥栖戦で2ゴールした石原直樹。今季通算7得点となり、残り9試合でふた桁得点は十二分に可能だ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 守備面では、暑い夏がひと区切りしたこともあって積極的に前からプレスを掛けることができている。少し変化を付けたい、という目論みがあったうえでのチャレンジだ。
 
 対する攻撃面だが、前線の層が厚くなった実感はある。以前は1トップ+2シャドーの組み合わせを試行錯誤しながら、なかなかハマらないこともあった。しかし、今は全員が調子を上げてきていて、嬉しい悲鳴を上げている状況だ。
 
(野津田)岳人は利き足とは逆の右でゴールを決めた。2015年にうちを相手にエディオンスタジアム広島で得点していて、だから事あるごとに「お前の右足にやられたことがあるんだから、仙台に移籍してきてからも右足で決めろ」って言っていた(笑)。
 
 そうしたら、本当に点を取ってくれた。しかも右足で。どうやらユアテックスタジアム仙台で行なったリオ五輪最終予選の壮行試合でも右足でゴールしたらしく、仙台絡みだと利き足ではなくても得点してくれるようだ(笑)。
 
 ナオ(石原直樹)に関しては、鳥栖戦の2ゴールで今季通算7得点。「ふた桁得点するぞ」という話もしていて、残り9試合で3得点ならば十二分に可能だろう。
 
 試合翌日のトレーニングの際に選手たちには「『大事だぞ』と言っていた鳥栖戦に勝った次の日に言うのはなんなんだが、本当に大事なのは次のFC東京戦だ」と声を掛けた。
 
 次も勝てればいろいろなものを手繰り寄せられると思っている。そう考えると、最後に喫した1失点のようなシーンをなくす、いわゆる「隙」をなくさなければ上には行けない。しっかり気を引き締めてやるしかないのだ。
 
「俺たちはまだまだなんだ」という認識を持ちつつ、「もっとやれるんだ」という欲を持ってこれからも前進していきたい。。
 
構成:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)
 
※渡邉監督の特別コラムは、J1リーグの毎試合後にお届けします。次回は9月16日に行なわれる26節・FC東京戦の予定。お楽しみに!

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