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【J1採点&寸評】神戸×横浜|神戸は手痛いドロー。中村が復帰した横浜は第2ステージにつながる勝点1に

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2015年06月27日

神戸は前半、ほぼ完璧な内容も失点でトーンダウン。

【警告】神戸=ブエノ(49分) 横浜=藤本(63分)、三門(75分)
【退場】神戸=なし 横浜=なし
【MAN OF THE MATCH】藤本淳吾(横浜)

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【試合内容】
 序盤から主導権を握った神戸は8分にCKからマルキーニョスが決め、先制に成功する。その後も相馬、高橋峻が何度もサイドを突破し、横浜ゴールに迫った。
 
 しかし、40分の藤本の同点ゴールが試合の流れを変える。これで混乱をきたした神戸守備陣は後手を踏むようになり、アデミウソン、齋藤らにチャンスを作られる。
 
 後半は一進一退の攻防となるが、ともに最後までゴールを割れず。神戸は2か月以上、ホームで勝利から見放される手痛いドローとなり、逆に横浜は終盤に中村が復帰するなど第2ステージにつながる勝点1となった。

【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・17節
 
【チーム採点・寸評】 
神戸 5.5
個々のパフォーマンスは良く、「30分くらいまでは試合を支配できていた」とのネルシーニョ監督の言葉どおり、横浜を押し込んだ。しかし、失点を機にリズムを崩し、後半盛り返すもまたもホームで勝てず。
 
横浜 5.5
序盤は神戸の猛攻を受け、一方的な展開になるかと思われたが、藤本の同点弾をきっかけに息を吹き返す。その後は齋藤、アデミウソンらを中心にゴールへ迫り、敵地で貴重な勝点1を奪った。
 
【神戸|採点&寸評】                          
GK      
22 山本海人 5.5         
セットプレーで見切りを付けたボールを後ろで折り返されるなど判断に改善の余地が残った。40分には上手くタイミングを外され失点。それ以外のセービングではミスはなかった。

DF
34 ブエノ 5.5
序盤はバイタルエリアや裏のスペースでボールを受けようとする齋藤に目を光らせ、パスをカットし続けた。だが時間を経るごとにプレーが雑になり、ゴール前でFKを与えた。
 
14 増川隆洋 5.5      
アデミウソンのテクニックに後手を踏む場面はあったが、フィジカルの強さを前面に押し出し対抗。簡単にプレーさせなかった。セットプレーの流れで迎えたチャンスでは、力が入り過ぎてシュートミス。
 
5 岩波拓也 6.5        
通常とは違う左ストッパーで4試合ぶりのスタメン出場。ベンチを温めたここ数試合の悔しさをぶつける形で好フィードを何本も通し、試合後指揮官も高く評価していた。失点のシーンではカバーリングが一歩間に合わず。
 
MF
6 高橋峻希 6.5       
長い距離のフリーランニングを繰り返し、鋭いドリブルで右サイドを何度も突破。多くのチャンスを演出した。攻守の切り替えの速さは秀逸で、右サイドで数的優位を保ち、周囲を大きく助けた。
 
10 森岡亮太 6      
前節の浦和戦同様、タイトなディフェンスで相手を苦しめ、悪癖だった無駄なボールロストも見られなかった。CKからマルキーニョスの先制点をアシストするなど、司令塔として攻撃陣を牽引した。
 
32 前田凌佑 6      
チョン・ウヨンの出場停止を受け、Jリーグ初先発。落ち着いた動きを見せ、持ち味の激しい守備で果敢にチャレンジし続けた。77分にはお役御免で田中と交代した。
 
3 相馬祟人 6.5
4分には横浜守備陣をごぼう抜きにし、クロスを供給。左サイドの主導権を常に握り、神戸の攻撃をリードした。それだけに失点シーンで藤本に簡単にヘッドを許したことが悔やまれる。
 
FW
19 渡邉千真 5.5 
最終ラインからの縦パスを上手く受け、周囲が攻め上がる時間を上手く作った。フィニッシュにも何度も絡んだが、シュートの質はそこまで高くなくゴールは遠かった。
 
18 マルキーニョス 5.5
ペナルティエリア内でシュートミスをするなど、本調子とは言えず。ただ、CKから先制点を奪った点はさすが。この試合最多となる5本のシュートを放つなど、積極性も光った。
 
13 小川慶治朗 5.5
ルーズボールを奪い、一気にカウンターにつなげるなど持ち前のスプリント能力を活かした。しかし、シュートは1本のみと寂しい結果に。相手にとってより危険なプレーを選択したい。
 
交代出場                                            
MF
17 田中英雄 -
前田に代わりピッチへ。勝ち越し弾を狙って前掛かりになるチームをボランチの位置で支えた。終盤には横浜のカウンターを身を挺して阻止。求められた役割を果たした。
 
MF
20 増山朝陽 -        
88分に投入された直後、すぐにペナルティエリア内でボールを受けクロスを狙うがDFにブロックされた。その後もボールを引き出そうと動くも、なかなかプレーに関与できなかった。

監督       
ネルシーニョ 5.5
サブに降格させていた岩波を「成長面が見えた」と先発させ、そのフィードから攻撃にリズムを生み出した。序盤の試合展開は完璧に近かったが、同点に追いつかれた後、流れを引き戻す采配ができなかった。

神戸は小川(13)らを中心に攻めるが、失点を機にトーンダウン。横浜は藤本(25)のゴールで同点に追い付くが、勝ち越し点は奪えず。勝点1を分け合った。(C)J.LEAGUE PHOTOS

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