【J1展望】1stステージ・14節|鳥栖-浦和|首位の浦和が“鬼門”ベアスタ攻略なるか

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2015年05月29日

鳥栖――相性の良さを発揮できるか。 浦和――ラインを高く保って強気の守備を。

故障者/鳥栖=林 浦和=石原、加賀 出場停止/鳥栖=なし 浦和=なし

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J1リーグ・14
サガン鳥栖–浦和レッズ
5月30日(土)/19:00/ベストアメニティスタジアム

サガン鳥栖
リーグ成績(13節終了時):7位 勝点19 5勝4分4敗 18得点・17失点
 
【最新チーム事情】                 
●ナビスコカップはグループリーグ突破が困難な状況に。
●エース豊田は得点ランキングトップタイと好調。
●負傷離脱中の正GKの林は今節もメンバー外に。
 
【担当記者の視点】
 リーグ戦いまだ無敗の浦和をホームに迎えるが、データ上は鳥栖が有利か。今季の鳥栖はホームで負けなしのうえに、ベアスタでの浦和戦は12年のナビスコカップ以来3勝1分と無敗。相性の良さが際立っている。
 
とはいえ、昨季33節の引き分けが浦和にとってリーグ優勝を逃す一因ともなっており、今回の相手は相当な気合を入れてくるはずだ。
 
 首位チーム撃破に向けて特に期待したいのは、好調を維持するエース豊田だ。前節も1ゴールを挙げて得点ランキングトップタイに立つ背番号11に、いかに良い形でボールを預けられるかが勝負のポイントとなる。
 
 その意味では、高精度クロスを持つキム・ミヌ、水沼の両サイド、ロングスロワーの藤田のほか、5月27日のナビスコカップ・甲府戦でフル出場を果たした鎌田に注目。高卒ルーキーは試合終盤での途中起用が濃厚だが、彼のスルーパスはチームの新たな武器として期待値が大きい。
 
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浦和レッズ
リーグ成績(13節終了時):1位 勝点30 9勝3分0敗 23得点・10失点
※ACLの日程により1試合未消化
 
【最新チーム事情】                 
●“鬼門”突破へ、柏木は「昨季の教訓を活かす」。
●豊田対策のポイントは距離感。
●途中出場の選手が流れを変えたい。
 
【担当記者の視点】
ペトロヴィッチ監督が就任した12年から3年連続で33節に組まれたアウェーの鳥栖戦は、ことごとくタイトルへの“鬼門”として立ち塞がってきた。しかし今年は5月での対戦。選手たちも「時期が違うし、気の持ち方も違う」とこれまでとは異なる気持ちで臨む。
 
 鳥栖の豊田とマッチアップする那須は、相手エースへの対抗策として「空中戦とカバーリングの距離感がポイント」と語る。ロングボール主体で臨んできた11節・仙台戦でラインを下げ過ぎた反省を踏まえ、「(ロングボール主体の相手に対して)ラインは高く保つ。それがセカンドボール奪取にもつながる」と強気の守備を心掛ける。
 
 また、ボランチで先発濃厚の柏木も、昨季から得た教訓として「ボールホルダーへのプレスと、ラインを下げないこと」を挙げた。いかにコンパクトな陣形を保てるかが、鬼門突破への鍵だ。
 
 前線のポジション争いは熾烈で、誰が出場してもおかしくない。最近の試合では途中出場した選手が流れを変えて、勝利をもたらしてきた。鹿島で多くのタイトルを獲得した興梠の「優勝するチームは途中から出た選手が結果を残す」という言葉には重みがある。ACLの影響で6月3日に柏戦が入る連戦でもあり、ベンチに控えるアタッカーの活躍にも期待したい。
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