広島――「先行逃げ切り」の必勝パターンを狙う。仙台――勇気を持ったプレー選択を。
J1リーグ・1stステージ9節
サンフレッチェ広島―ベガルタ仙台
5月2日(土)/16:00/エディオンスタジアム広島
サンフレッチェ広島
リーグ成績(8節終了時):4位 勝点16 5勝1分2敗 10得点・6失点
【最新チーム事情】
●4月の公式戦7試合中6試合で先制点を許す。
●森保監督曰く「逆転勝利の広島ではなく、リアリストの広島にならないといけない」。
●中2日での連戦のため、主にベテランが先発を回避する可能性も。
●リーグ戦での対仙台は2008年5月を最後にホームで負けなし。
【担当記者の視点】
前節の横浜戦で逆転勝利を収め、公式戦4連勝。シャドーに柴﨑とドウグラスが固定されたことで意思疎通が深まり、リーグ戦3試合無得点だった攻撃陣が2→4→2→2とゴールを挙げているのは大きい。
ただ、7節の清水戦こそ完封勝利だったものの、試合開始早々に失点したFC東京戦や前節の横浜戦をはじめ、先制を許す試合が多いのは懸念材料だ。森保監督も「先行逃げ切りが本来の我々の形。『逆転勝利の広島』ではなく、『リアリストの広島』にならないといけない」と話しており、立ち上がりから集中力を高くゲームに入りたいところだ。
中2日での連戦のため、多少のメンバーの入れ替えが想定されるが、自陣でブロックを作る仙台の堅守を打ち破ることができれば、チームのムードはさらに高まるだろう。
ベガルタ仙台
リーグ成績(8節終了時):13位 勝点9 2勝3分3敗 9得点・9失点
【最新チーム事情】
●中2日で長距離移動があるため、鹿島戦のスタメンは軽い調整のみ。
●渡邉監督は選手の疲労を踏まえて、メンバーの変更も示唆。
●前節途中出場で得点に絡んだ金園や藤村、負傷から復帰の菅井らの先発出場も。
●「広島の特殊な陣形に対する守備は整理できている」(渡邉監督)。
【担当記者の視点】
前節の鹿島戦で敗れて、リーグ戦3連敗。公式戦では4月8日から勝利の美酒を味わえていない。固定されたメンバーで戦ってきたため選手は疲労から動きが鈍く、結果が出ずにフラストレーションを溜めている。
昨季同様に鹿島戦の敗戦を契機に連敗を止めたいが、相手は苦手とする1トップ+2シャドーを採用する広島。さらに両ウイングバックに突破力があり、自陣に押し込まれる展開が予想される。必要なのは、ここぞという場面で勇気を持って最終ラインを押し上げる決断力だ。
現状をひっくり返すにはアウェーと言えども勝点3が必須。ならば、最終ラインと中盤がコンパクトにブロックを作って守るだけでは物足りない。そのブロックを押し上げて最前線との距離を縮めて孤立を防ぎ、ボールを奪った後は強烈な推進力でゴールを陥れる。厳しいのは承知だが、泥沼から抜け出すには、思い切った一手が必要になるはずだ。
サンフレッチェ広島―ベガルタ仙台
5月2日(土)/16:00/エディオンスタジアム広島
サンフレッチェ広島
リーグ成績(8節終了時):4位 勝点16 5勝1分2敗 10得点・6失点
【最新チーム事情】
●4月の公式戦7試合中6試合で先制点を許す。
●森保監督曰く「逆転勝利の広島ではなく、リアリストの広島にならないといけない」。
●中2日での連戦のため、主にベテランが先発を回避する可能性も。
●リーグ戦での対仙台は2008年5月を最後にホームで負けなし。
【担当記者の視点】
前節の横浜戦で逆転勝利を収め、公式戦4連勝。シャドーに柴﨑とドウグラスが固定されたことで意思疎通が深まり、リーグ戦3試合無得点だった攻撃陣が2→4→2→2とゴールを挙げているのは大きい。
ただ、7節の清水戦こそ完封勝利だったものの、試合開始早々に失点したFC東京戦や前節の横浜戦をはじめ、先制を許す試合が多いのは懸念材料だ。森保監督も「先行逃げ切りが本来の我々の形。『逆転勝利の広島』ではなく、『リアリストの広島』にならないといけない」と話しており、立ち上がりから集中力を高くゲームに入りたいところだ。
中2日での連戦のため、多少のメンバーの入れ替えが想定されるが、自陣でブロックを作る仙台の堅守を打ち破ることができれば、チームのムードはさらに高まるだろう。
ベガルタ仙台
リーグ成績(8節終了時):13位 勝点9 2勝3分3敗 9得点・9失点
【最新チーム事情】
●中2日で長距離移動があるため、鹿島戦のスタメンは軽い調整のみ。
●渡邉監督は選手の疲労を踏まえて、メンバーの変更も示唆。
●前節途中出場で得点に絡んだ金園や藤村、負傷から復帰の菅井らの先発出場も。
●「広島の特殊な陣形に対する守備は整理できている」(渡邉監督)。
【担当記者の視点】
前節の鹿島戦で敗れて、リーグ戦3連敗。公式戦では4月8日から勝利の美酒を味わえていない。固定されたメンバーで戦ってきたため選手は疲労から動きが鈍く、結果が出ずにフラストレーションを溜めている。
昨季同様に鹿島戦の敗戦を契機に連敗を止めたいが、相手は苦手とする1トップ+2シャドーを採用する広島。さらに両ウイングバックに突破力があり、自陣に押し込まれる展開が予想される。必要なのは、ここぞという場面で勇気を持って最終ラインを押し上げる決断力だ。
現状をひっくり返すにはアウェーと言えども勝点3が必須。ならば、最終ラインと中盤がコンパクトにブロックを作って守るだけでは物足りない。そのブロックを押し上げて最前線との距離を縮めて孤立を防ぎ、ボールを奪った後は強烈な推進力でゴールを陥れる。厳しいのは承知だが、泥沼から抜け出すには、思い切った一手が必要になるはずだ。