J１リーグ １stステージ・９節
名古屋グランパス ‐ 湘南ベルマーレ
５月２日（土）／13:00／パロマ瑞穂スタジアム
 
名古屋グランパス
リーグ成績（８節終了時点）９位　勝点11　３勝２分３敗　12得点・11失点

【最新チーム事情】
●永井、川又ら「個」の力で上回りたい。
●ノヴァコヴィッチがシャドーでまずまず機能。
●湘南戦は豊田章男新会長が来場する？ 

【担当記者の視点】
　前節の神戸戦は過密日程の影響もあり、「フィット感に欠ける」（西野監督）ものだったが、永井が挙げた虎の子の１点を守ってアウェーで勝点３を獲得した。決して褒められた内容ではなかったが、「結果を出せたことを評価したい」と西野監督も選手を評価した。
 
　加えて、前線で機能し切れていなかったノヴァコヴィッチが、神戸戦ではシャドーに入ってまずまずのプレーを見せたのも収穫に挙げられる。「彼はボールを引き出せる選手でもあり、シャドーでも問題はない。あの位置から１トップの川又ともスムーズに連係できる」と西野監督も及第点を与えている。ただし、前節同様に途中起用が濃厚か。
 
　連戦の影響でコンディションが万全でない選手が多く、先発を入れ替えてくる可能性は高い。また、先日クラブの新会長に就任したトヨタ自動車社長の豊田章男氏が来場するとの噂もあるだけに、“御前試合”で内容と結果を伴う試合を見せたい。

湘南ベルマーレ
リーグ成績（８節終了時）：12位　勝点10　３勝１分４敗　９得点・13失点
 
【最新チーム事情】
●A・バイアがスタメン復帰へ。
●疲労を考慮し、遠藤がスタメンから外れる？
●右WBは流動的で、古林の先発復帰も。
●好調な前線の３人はそのままか。
 
【担当記者の視点】
　前節の鳥栖戦でホーム初勝利を挙げて勢いに乗る前線の大槻、高山、大竹の３人は２試合連続スタメン出場か。３人とも得点に絡む活躍を見せ、連係の精度がアップしており、名古屋戦でも機動力で闘莉王ら大型DF陣を翻弄したい。
 
　右WBは、鳥栖戦で大活躍した藤田征の疲労を考慮。高速ドリブルが武器の古林が先発復帰する可能性が高まっている。また、不動のストッパーである遠藤も、大事を取って控えに回るかもしれない。
 
　一方、鳥栖戦を欠場したA・バイア、三竿がスタメンで出ることになりそう。遠藤不在の場合は、キム・ジョンピルが先発するか。