J１リーグ １stステージ・８節
アルビレックス新潟－FC東京
４月29日（水・祝）／14：00／デンカビッグスワンスタジアム

アルビレックス新潟
リーグ成績（７節終了時）：15位　勝点６　１勝３分３敗　９得点・13失点
 
【最新チーム事情】
●守備陣のミス解消が最優先課題。
●チームの心臓であるL・シルバが復調気配。
●R・シルバのオフザボールの動きに注目。
●気温上昇で身体のキレが出てきたコルテース。
 
【担当記者の視点】
　前節のG大阪戦は、GK守田のミスで先制されるなど、不安定な守備は解消されなかった。FC東京の速い攻撃に最終ラインが下がる場面が多くなると、余計にゴール前でミスを招きかねない。前線からしっかりとプレスをかけて奪い切り、新潟のペースに持ち込みたい。
 
　その意味で言えば、L・シルバの状態が上がってきたのは好材料だ。前節のG大阪戦でも１ゴールをマークし、守備でも効いていた。このボランチが中盤で存在感を発揮できれば、守備は安定感を増すだろう。
 
　攻撃面は、R・シルバがオフザボールの動きを意識すれば、全体が活性化する。自身のドリブル突破に加え、周りを活かすコンビネーションも欲しいところだ。
 
　連戦に加え、ここ数日の高気温でスタミナ面が心配されるが、「暑いのは大歓迎」と言うのがコルテース。ブラジル人にとって過ごしやすい気候になったことで、身体のキレに自信を持った様子だ。左MFの山本との連係に注目したい。
 
 
FC東京
リーグ成績（７節終了時）：４位　勝点14　４勝２分１敗　８得点・４失点
 
【最新チーム事情】
●特別指定でDF室屋(明大3年)が加入。メンバー入りの可能性も。
●右ふくらはぎを負傷中の石川は欠場が決定的。武藤と２トップを組むのは東か。
●カニーニの状態にも不安があり、山形戦でアピールした吉本がスタメン濃厚。
●梶山が累積警告で出場停止のアンカーは、高橋が先発か。
 
【担当記者の視点】
　アンカーで先発濃厚の高橋が梶山の穴を埋められるか。広島戦では少しバタついた印象があったが、本来の堅実なプレーでフィッカデンティ監督にアピールしたい。
 
　前節・山形戦のように、武藤がなかなかシュートに持ち込めない展開になると、２トップを組む“相棒”の働きが重要なカギになる。東はここにきてコンディションを上げているだけに、彼のボールを出し入れする技術、裏に抜け出す動きに注目したい。
 
　あとは、セットプレーでどれだけチャンスを作れるか。太田の“黄金の左足”は今季も猛威を振るっており、１試合に１度は必ずチャンスにつながっている。CKでは森重の強烈なヘッドも見どころのひとつになる。