J１リーグ・７節
サガン鳥栖 – 柏レイソル
４月25日（土）／15:00／ベストアメニティスタジアム

サガン鳥栖
リーグ成績（６節終了時）：３位　勝点12　４勝０分２敗　８得点・５失点
 
【最新チーム事情】
●リーグ戦２連敗後に２連勝と上昇気流に乗る。
●６節・甲府戦で豊田が２ゴール。
●出場機会の増えた水沼は好調を維持。
●キム・ミンヒョクの出場停止が解禁も、控え濃厚。
 
【担当記者の視点】
４節の鹿島戦に敗れて星を五分としたが、５、６節は無失点で連勝。再び上昇気流に乗ったようだ。なかでもチームに勢いを与えているのが豊田陽平だ。２戦連続ゴール中で、エースが得点を決めた試合は今季負けなし。柏戦では10年のJ２での対戦以来ゴールから遠ざかっているが、チームを勝利に導く得点に期待したい。
 
攻撃陣では、ここ２試合先発出場が続く水沼宏太も結果を残している。開幕戦から４試合は途中出場で悔しい想いをしたが、そのうっ憤を晴らすかのように前節では１ゴール・１アシストと存在感を放った。
 
また、今節からCBのキム・ミンヒョクが出場可能になる。ナビスコカップを含め連戦となるだけに、層が薄いDF陣にとっては朗報と言えよう。とはいえ、「一番調子の良い選手から起用する」と森下仁志監督は宣言しており、試合勘に不安が残る韓国人CBはサブが濃厚だ。 

【J１展望】１stステージ・７節｜全９カードをチェック！ 
 
柏レイソル
リーグ成績（６節終了時）：12位　勝点７　２勝１分２敗　９得点・10失点
 
【最新チーム事情】
●ACL全北現代戦は真っ向勝負で勝利も、激戦の疲労が気がかり。
●レアンドロとキム・チャンスは、ACLで出場停止だったため休養十分。
●公式戦８試合連続失点中の守備面の立て直しができているか。
  
【担当記者の視点】
　22日のACLでは、韓国王者の全北現代に真っ向勝負を挑み、グループステージ突破を決める貴重な勝利を掴み取るとともに、相手のハイプレスをいなしたパスワークにはチーム全体が自信を深めた。しかも今節対戦する鳥栖は、全北現代と非常に近いスタイルのため、戦い方がイメージしやすいというメリットもある。
 
　気になるのは、あれだけの激闘をこなした後の疲労だ。加えて、リーグ戦で勝ち星を伸ばせない根本的な原因のひとつである“守備面の改善”がどこまでできているか。そのふたつが勝利へのポイントとなる。