【J1展望】1stステージ5節|川崎-浦和|リーグ最強の矛 vs リーグ最強の盾

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2015年04月11日

川崎――杉本の状態次第で変則的な3-4-3を採用か。浦和――等々力は12年から4連敗中とまさに鬼門。

故障者/川崎=小林、登里、山越 浦和=興梠
出場停止/川崎=なし 浦和=なし

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J1リーグ 1stステージ・5節
川崎フロンターレ‐浦和レッズ
4月12日/17:00/等々力陸上競技場
 
川崎フロンターレ
リーグ成績(4節終了時):4位 勝点7 2勝1分1敗 9得点・5失点

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【最新チーム事情】
●4-4-2や変則的な3-4-3を練習でチェック。
●4月8日のナビスコカップで負傷交代した杉本の怪我は軽症。オフ明けの練習にも参加。
●杉本の出場を回避させ、変則的な3-4-3を浦和戦で採用する可能性も。
●黒のスパイクがトレードマークの中村が黄色のスパイクを履いて練習。
●武岡が先発組で練習。
●順調に回復中の小林がスピードを上げたランニングを行なう。
●登里が、自転車を使った練習を開始。
 
【担当記者の視点】
 4月8日のナビスコカップ・清水戦は4-4-2で臨み、復帰2戦目の森谷が先制弾を叩き込むと、新戦力のエウシーニョも追加点を奪うなど攻撃面は収穫が多かった。また守備に目を向けても、今季の公式戦6試合を終えて初の無失点と守備も安定。浦和との大一番を前に、攻守両面で確かな手応えを掴む一戦となった。
 
 その清水戦に2トップの一角で出場した杉本が負傷交代しており、浦和戦はベンチスタートとなる可能性が高い。直前まで様子を見て判断が下されそうだが、そうした事情も踏まえて、チームは4-4-2だけでなく、変則的な3-4-3を練習でテストしている。
 
 3-4-3の場合、3バック(谷口、角田、武岡)と中盤の3枚(中村、大島、森谷)を軸に、左の車屋を最終ラインよりやや高い位置に配し、右のエウシーニョはウイングに近いポジションを取る。最前線の大久保、左のレナトはある程度固定し、エウシーニョを自由にプレーさせながら、森谷がバランスを見るという具合だ。
 
 レナトとエウシーニョの縦への推進力を活かし、浦和の最終ラインの上がりを抑制するという狙いも透けて見えるが、いずれにせよ中村&大島を中心としたパスワーク次第で試合の流れが大きく変わる。ここで首位の浦和を叩き、公式戦3連勝で勢いに乗れるか。川崎にとって、タイトルへの“第一関門”と言える。
 
【J1展望】1stステージ・5節|全9カードの予想布陣、最新情報

浦和レッズ
リーグ成績(4節終了時):1位 勝点10 2勝1分0敗 5得点・1失点
 
【最新チーム事情】
●いまだ無得点……期待される新加入組の“初ゴール”。
●興梠は欠場できない!?
●足首を痛める阿部が欠場すれば、大幅な変更も。
●リーグ最少失点の“盾”で最多得点の“矛”を防ぐ。
●“鬼門”等々力での4年ぶりの勝利を狙う。
 
【担当記者の視点】
 リーグ戦で勝点10を積み上げた浦和だが、そのうち9ポイントは昇格組の3チームから稼いだもの。今後上位を争うであろう川崎との一戦は、その「強さ」の真価が問われる。 8日の北京国安戦後、ペトロヴィッチ監督は「怪我人などの状況により、メンバーは右WBに関根か平川を使うか以外、迷わなかった」と説明。「阿部は足首を痛めていたので、途中出場にした」とも明かしている。
 
 リーグ戦は中盤やDFの選手のゴールで競り勝つケースが続いている。今季FWで唯一得点を挙げている興梠は、今節の出場も厳しそう。そこで待たれるのが、新加入アタッカー陣の爆発だ。
 
 ここまでの失点は湘南戦でのPKによる1点のみと、守備は安定している(相手が攻めてこなかったとも言えるが)。一方、川崎はリーグ最多の9得点中8得点が前線の選手が挙げている。不動のメンバーによる“最強の盾”が“最強の矛”を迎え撃つ構図だ。
 
 また、舞台となる等々力は浦和にとって、12年のナビスコカップで勝利して以来4連敗中のまさに鬼門。自分たちのミスから崩れることなく戦い、勝機を見出したい。
 
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