J１リーグ1stステージ・４節
 FC東京－ヴァンフォーレ甲府
４月４日（土）／16:00／味の素スタジアム
 
FC東京
リーグ成績（３節終了時）：４位　勝点５　１勝２分０敗　４得点・２失点
 
【最新チーム事情】
●権田、森重、太田、武藤の代表組がチームに合流。４選手ともに出場の見込み。
●五輪代表の奈良と中島も、初メンバー入りへアピールする。
●ナビスコカップ・新潟戦でPKから決勝弾を決めた林が練習に復帰。ただ、メンバー入りは厳しそう。
●昨季終盤に右膝の怪我から復帰した梶山をナビスコカップ・松本戦で温存。本人も「膝の調子は良い」と復調ぶりを口にする。

【担当記者の視点】
　甲府は、昨季のホーム開幕戦、33節のアウェーゲームでいずれも引き分けた相手。なかなか攻め崩せなかった印象があっただけに、その鬱憤を晴らしたいところだ。
 
「負けていないチームはいじらない」のが、どうやらフィッカデンティ監督の哲学。スタメンは２-０と快勝とした前節・神戸戦と同じで、武藤と２トップを組む東がどこまでフィニッシュに絡めるかが見どころのひとつになる。
 
　昨季はキャリアで初めて大怪我を負った東は今季、並々ならぬ気迫でシーズンインしており、甲府戦でゴールを決めれば一気に波に乗れるだろう。厳しいマークが予想される武藤の負担を軽減する意味でも、背番号38のプレーに注目だ。

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ヴァンフォーレ甲府
リーグ成績（３節終了時）：15位　勝点３　１勝０分２敗　１得点・４失点
 
【最新チーム事情】
●トレーニングの主なテーマは「切り替えの速さ」と「球際の厳しさ」。
●木曜日の紅白戦ではFC東京対策で、稲垣が右WBでプレー。
●主将の山本を中心に、守備の組織づくりを確認。
●M・パラナが再入団。樋口監督と個別ミーティングでチームコンセプトを確認。
●FC東京Ｕ-18出身の畑尾が、初の「味スタ凱旋」を心待ちに。
 
【担当記者の視点】
　０-２で敗れた前節・G大阪戦は、「60分過ぎまで思い描いていた通り」（樋口監督）の展開だったが、62分、64分と立て続けに失点。突如として集中を切らし脆さを露呈した守備には、指揮官も「あの時間帯に短い間隔で入れられてしまっているようでは駄目」と苦言を呈す。
 
　生命線の守備を修正すべく、今節に向け改めて「切り替えの速さ」と「球際の厳しさ」をテーマに調整。さらに、相手に押し込まれる時間が長くなることも想定し、守備時の連係を再確認した。
 
　ここまで公式戦４試合で１得点の攻撃陣に多くは期待できないだけに、まずは90分を通して守り切れるかが重要。個への対応力に甘さが出たG大阪戦での反省が活かされるかも注目したい。そのうえで、ワンチャンスから勝機を探る戦いになりそうだ。
 
【J１ PHOTOハイライト】１stステージ・３節