香川真司が今季初出場で攻守に躍動! ドルトムントは終盤のゴールでCL初戦を勝利で飾る

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年09月19日

相手のコンパクトな守備に苦しむも終盤に決勝点

今シーズン初出場となった香川。トップ下で躍動し、攻撃にリズムを生んだ。(C) REUTERS/AFLO

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 9月18日(現地時間)、UEFAチャンピオンズ・リーグ(CL)が行なわれ、アウェーのドルトムントは1-0でベルギーのクラブ・ブルージュを下した。

 ファーブル監督の指揮下、「彼のポジションはない」とまでいわれていたゲッツェがトップ下でスタメン出場。CFにはロイス、2列目の左にサンチョ、右にヴォルフ、そして2ボランチにヴァイグルとヴィツェルが入った。香川真司はベンチ入りし、62分に今シーズン、公式戦初出場を果たしている。

 初戦ということあってかお互いに慎重に入った初戦だったが、ドルトムントはゲッツエとロイスの連係を中心に、17分にはロイスがゴールラインまで運び、決定的なマイナスのパスを中央のゲッツエに送るも、カットされる。

 その後も連係プレーで守備を切り崩し、ゴール前まで持ち込むアウェーチームだが、ゴールネットを揺らすことはできない。

 一方のC・ブルージュは、立ち上がりこそ浮き足立ったが、ドルトムントに自由を許さず、カウンターでゴールを狙う。20分以降は、キャプテンのフォルメルとウェズレイを中心に攻撃を組み立ててシュートまで持ち込むが、枠内へのシュート2本はGKビュルキに弾き返される。

 前半は一進一退の攻防が続き、両チーム無得点で折り返した。
 

 後半もドルトムントは、C・ブルージュのコンパクトな守備に苦しむ。

 そして膠着状態を打開するためか、ファ―ブル監督は62分、ゲッツェに代えて香川を投入。すると、徐々にドルトムントに攻撃のリズムが生まれる。

 香川はロイスからの縦パスでゴール前に走り込むなど、コンビネーションでC・ブルージュ守備陣を翻弄。69分には、サンチョに代わってプリシッチも投入され、ドルトムントはさらに攻勢を強める。

 粘り強く攻め続けるアウェーチームに待望の先制点が生まれたのは、85分だった。

 交代出場のダフートに送られたパスが乱れ、DFがクリアしようとしたところへプリシッチが寄せると、蹴ったボールが彼の足に当たり、ボールはゴール方向に大きく浮く。そして、GKの頭上を飛び越えてネットに吸い込まれた。

 香川は90分に遅延行為でイエローカードを受けるも、アディショナルタイムの1分にはゴール前でプリシッチからのラストパスを受け、絶好のチャンス。しかし、DFに詰め寄られ、シュートに持ち込むことはできなかった。

 試合はそのまま終了。今シーズン初めてピッチに立った香川は、攻守にわたってよく走り、勝利に貢献。ドルトムントは、幸先のいいスタートを切った。
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