一度取り消されたゴールがVARの判定によって認められる。
現地時間6月25日、優勝候補のひとつに挙げられるスペインは、グループリーグ突破をかけてモロッコと対戦。自力突破の条件は、引き分けか勝利だった。
先制したのはモロッコだった。14分、スペインがいつもどおり細かいパスをつなぐ中で、アンドレス・イニエスタとセルヒオ・ラモスが見合うような形になったところを、モロッコFWカリド・ブタイブがかっさらい、一気にゴール前に運んで、ダビド・デ・ヘアの股下を破った。
グループリーグ敗退がすでに決まっているモロッコ。ここまで無得点だった彼らのモチベーションのひとつが、このゴールだった。そして、あわよくば20年ぶりのワールドカップ勝利をもぎ取ってやろう――。その意思は、やや激しすぎると言ってもいいプレーに表われていた。
だが、そのビハインドをスペインはわずか5分後に跳ね返す。イニエスタ、イスコ、ジエゴ・コスタとつなぎ、ふたたびイニエスタへ。ゴールラインぎりぎりのところで中央に折り返されたボールを、トラップでGKのタイミングを外したイスコがゴール上部に突き刺した。
先制したのはモロッコだった。14分、スペインがいつもどおり細かいパスをつなぐ中で、アンドレス・イニエスタとセルヒオ・ラモスが見合うような形になったところを、モロッコFWカリド・ブタイブがかっさらい、一気にゴール前に運んで、ダビド・デ・ヘアの股下を破った。
グループリーグ敗退がすでに決まっているモロッコ。ここまで無得点だった彼らのモチベーションのひとつが、このゴールだった。そして、あわよくば20年ぶりのワールドカップ勝利をもぎ取ってやろう――。その意思は、やや激しすぎると言ってもいいプレーに表われていた。
だが、そのビハインドをスペインはわずか5分後に跳ね返す。イニエスタ、イスコ、ジエゴ・コスタとつなぎ、ふたたびイニエスタへ。ゴールラインぎりぎりのところで中央に折り返されたボールを、トラップでGKのタイミングを外したイスコがゴール上部に突き刺した。
それでも試合は落ち着かない。スペインが伝統の“ティキタカ”を繰り出し、ポゼッションでは圧倒するが、ノルディン・アムラバトの強烈なシュートがスペイン・ゴールを強襲するなど、モロッコも機を見て鋭いカウンターを仕掛けては、粘り強くフィニッシュまで持っていく。
スペインのフェルナンド・イエロ監督が動いたのは70分過ぎ、D・コスタとチアゴ・アルカンタラを下げて、突破力とキープ力を兼備するイアゴ・アスパスと、推進力を生み出すマルコ・アセンシオを同時に投入。引き分け狙いというよりは、ゴールに向かう姿勢をより強めた交代だった。
だが、次のゴールはモロッコに生まれた。81分、ファイチャル・ファジルのCKをユセフ・エン=ネシリがヘッドで押し込んだ。前者がヘタフェで後者がマラガ。奇しくもリーガ・エスパニョーラでプレーするふたりによって、スペインはふたたびビハインドを背負うこととなった。
他会場の結果によってはグループリーグ敗退の危機もあったスペインだが、この直後、彼らに幸運が舞い降りる。一度はオフサイドの判定に取り消された91分のイアゴ・アスパスのゴールがVARによって認められ、さらにイランがポルトガルから同点ゴールを奪ったとの情報が舞い込んだのだ。
勝点1を積み上げたスペインは、得失点差でポルトガルと並んだものの、総得点で上回り、首位通過が決定。決勝トーナメント1回戦ではA組2位となったホスト国のロシアと対戦する。
【データで見る】スペイン×モロッコ|詳細マッチスタッツ
スペインのフェルナンド・イエロ監督が動いたのは70分過ぎ、D・コスタとチアゴ・アルカンタラを下げて、突破力とキープ力を兼備するイアゴ・アスパスと、推進力を生み出すマルコ・アセンシオを同時に投入。引き分け狙いというよりは、ゴールに向かう姿勢をより強めた交代だった。
だが、次のゴールはモロッコに生まれた。81分、ファイチャル・ファジルのCKをユセフ・エン=ネシリがヘッドで押し込んだ。前者がヘタフェで後者がマラガ。奇しくもリーガ・エスパニョーラでプレーするふたりによって、スペインはふたたびビハインドを背負うこととなった。
他会場の結果によってはグループリーグ敗退の危機もあったスペインだが、この直後、彼らに幸運が舞い降りる。一度はオフサイドの判定に取り消された91分のイアゴ・アスパスのゴールがVARによって認められ、さらにイランがポルトガルから同点ゴールを奪ったとの情報が舞い込んだのだ。
勝点1を積み上げたスペインは、得失点差でポルトガルと並んだものの、総得点で上回り、首位通過が決定。決勝トーナメント1回戦ではA組2位となったホスト国のロシアと対戦する。
【データで見る】スペイン×モロッコ|詳細マッチスタッツ